ずーっとずーっと宿題になっていた、新宿の「中陣」さんにお邪魔して来ました。30年以上の歴史を数える手打ちうどん屋さんで、味噌煮込みうどんが有名なのですとか。

　場所は西新宿駅からすぐ近く。鳴子天神社の脇にひっそりと静かに佇んでいます。ちなみに、何故今までお邪魔出来なかったかといいますと、定休日が土日祝休みでしたからです＾＾；なので、この日は平日に有休を取ってお邪魔しました。　外観も店内も、歴史を感じさせる落ち着いた造りになっています。小さな座敷にテーブル席、奥の厨房ではご年配の店員さんが慌しく働いています。
　30人は入れると思われる店内はお昼時の入店でほぼ満席。近所のサラリーマンの方が多いみたいです。ちなみに相席ごめんで、灰皿がある事から煙草もOKの様です。　メニューのトップに来るのはズバリ、お店の名物でもある煮込みうどんにごはんの付いた「煮込みうどん定食」840円。他にもやはり山賊煮込みうどん、田舎煮込みうどん、鍋焼きうどんといった煮込み系のメニューが並びます。お値段はどれも800円前後と少し高めでしょうか。

　要予約で、「大名なべ」なる極太手打ちうどんがいただけるメニューがあるそうです。他に、とろろ麦御飯、さんま麦御飯、たらこ麦御飯と、御飯物のメニューも豊富です。大盛りは105円増し。
　今回は山賊煮込みうどん893円を注文してみました。待ち時間は7～8分ほど。
　鍋の中には具材が所狭しと並んでいて嬉しくなってしまいます。たけのこ、ちくわ、にんじん、しいたけ、油揚げ、蒲鉾、葱。写真では見えないのですが、中に鶏肉も埋まっています。　うどんはやや太めの四角。多分、見込み茹でだと思います。いただいてみると味噌の味が染みていてモッチモチな食感が楽しめます。名古屋のものとは全然違いますが、これはこれで全然アリな東京味噌煮込みうどんです。

　ダシは見た目濃い色ですが口に入れるとさほどでもなくいただけます。名古屋の濃い赤味噌の効いた味噌煮込みと、池袋「名古屋うどん」の味噌汁の様な味噌煮込みのちょうど中間の様な印象でした。具材もどれもホッとするお味で美味しくいただけました。　飛びぬけて美味い！といううどんが出て来る訳ではないのですが、度々訪れたくなる魅力を持った雰囲気と味のあるお店でした。訪れた日はちょうど寒かった事もあって、5割増しで煮込みが美味しかったです。これからの季節にピッタリなうどん屋さんだと思います。