長田in香の香を出た後、四国村で時間をつぶし一度ホテルへ。
休憩した後、高松市内の割烹で乾杯して、落ち着いた〆にお邪魔しましたのはこちら。
「こんぴらうどん」です。高松ライオン通りの南端近くにあります。
個人的に、「鶴丸」「五右衛門」と並んで、香川の夜いただけるうどん屋さんとして、昔からずっと宿題にしていたお店です。
何故三軒もあるのに全部のお店が7年も宿題になっているかというと、過去の訪問はほとんど一人旅だったので、怖くて行き辛かったからという(苦笑)。この辺りに足を運ぶのも、7年前に今はなき「
讃岐家」に行って以来じゃないでしょうか確か。
店内は普通の定食屋さんの様な様相をしているのですが、昼お邪魔したお店とは明らかに違う客層のおねーさんおにーさんをちらほら見かけます。活気があって、一般店としては回転が早くみえます。
メニューは、一番安いざるうどんも650円からと、高松ではちょっと高めの一般店価格。
ぶっかけや生醤油など讃岐っぽいメニューもありますが、わかめうどん、たぬき、きつね、うめうどんなど東京でも普通に見かけるものが多いです。
その中に、しゃぶしゃぶ肉うどんや山羊かけうどんなど、個性的な名前のうどんが散見出来ます。
実はこちらのお店には、うどん以外に私が食べたいメニューがありました。それがこちら。
バッテラ400円。超麺通団で見てこれは食べてみねば!と思っておりまして。
酸っぱ過ぎず、魚の味がじっくり味わえて大人の味でした。とても美味しかったです。
それからしばらく待ってうどんが登場。
こちらは、私の注文しました細切りのざるうどんです。
うーむ。見事に細いです。直径1mmから1.5mm程度でしょうか。四角く透明がかっていて見た目にも美しいです。
いただいてみると、固さはそれ程なく、しかし弾力は味わえるモニュモニュとした食感。うどんの味や粉の香りについては残念ながらそれ程感じられませんでした。
ただ、こちらの、鰹の効いた濃い目の関東風に近いつけダシにうどんをつけていただくと、スーッと喉を抜けてスッキリと胃に収まる感覚が何とも気持ちが良いです。多分、飲んだ後に最適なうどんに特化して行く内に、ここに辿り着いたのかなと思いました。
こちらは同行者さんの注文したきつねうどん。
一口いただきましたが、こちらもとても優しいお味。うどんが温かくなりふわっとした食感を増していました。
そしてこちらが、奥さんの頼んだしゃぶしゃぶ肉うどん。
肉がうまーうまーと喜んでいる姿を見て、いつもうどん屋でシンプルなものしか頼まないで、うどんとダシについてばかりどうこう言っている私はやはり偏っているのかなぁ、という思いに耽ってしまいましたり。
確かに、お肉の旨味とダシの旨味が合わさって、ダシが複雑な美味しさをかもし出していてとても良かったです。
四国村と休憩で多少緩めたお腹も、流石にここで一杯に。
香川の一日目はこうして更けて行くのでした。