9月7日にオープンした讃岐うどんのお店、高円寺の
「てんてこ」にお邪魔して来ました。場所はJR高円寺駅の北口から商店街に入って徒歩5分ほどの所にあります。
何でも、自家製麺を売りにした、ダシの素材にも天ぷらの食材にもこだわる女性店主のお店なのですとか。
店内は奥に長く、カウンターとテーブルで15席ほど。昼前の時点でほぼ満席で、お店を出る頃には行列も出来るほどの大盛況ぶりでした。まだ開店から一月も経っていないのに、早くも地元に根付いている様です。厨房では店員さんが4人ほど所狭しと動いています。
自家製麺を売りにしていているだけあり、厨房の奥には製麺機がドン!と置かれていまして、そこでひっきりなしに生地を延ばしたり切ったりしていました。
メニューは冷たいうどん(ぶっかけ)、温かいうどん(かけ)、つけめんと分類されています。
冷たいうどんは、鶏かしわ天ぶっかけ800円を先頭に、かき揚げ、ちく玉(ちくわ天+半熟たまご天)、土ごぼう天、とろ玉と並びます。値段は一番安いかけが500円から、平均価格は700円前後。大盛りは+100円です。
今日は土ゴボウ天ぶっかけを注文。
カウンターに座って、製麺機の動きを眺めて15分ほどのんびりしていたら出て来ました。お、器が格好良いですね。
うどんは中太~やや細めで四角くエッジの立った綺麗な麺線。噛むともっちりとした食感に甘味が口の中に広がります。おお、美味しいうどんですねこれは。大盛りでもスルスルといただけそうな感じです。
ダシは鰹を感じるすっきりしたお味でこれまた美味。うどんにつけてもうどんの味を損ないません。海苔や天かすは個人的にはいらないのですが、それほどクドくなく楽しめます。
ごぼう天は京都風のささがきや博多の細いものとは違い、太さのあるものを一本ずつ揚げていて、その見た目はまるでフライドポテトの様です。
こちらも薄味ですが最後まで飽きずにいただけました。
非常に完成度の高いおうどんでした。そして完成度だけでなく、他のメニューも試してみたくなるワクワク感も得られました。
気になるのはオペレーションかなぁ…。開店間もないとはいえ、お客の多さに店員が全く追いついていない印象がありました。接客の物腰は柔らかくて良かったので、次回お邪魔する頃には、慣れている事に期待したい所です。