「へそまがり」を出た後、さらに足を延ばして徒歩15分。こちらもまた住宅街にある
「かもkyu」にお邪魔しました。群馬県藤岡から取り寄せた、田舎うどんを冠したうどん屋さんです。
こちらは先程のへそまがりよりも更に住宅街の奥深くの、説明が出来ない様な所に建っています。行かれる方は地図を頼りにどうぞです^^;
ジャズの流れる店内は小さく綺麗にまとまっていて、奥には広々とした厨房。少し食堂を思い起こさせます。
キャパはカウンター4席とテーブルが22席。子供用の椅子も完備していました。15時前後とお昼時を外した入店で、ご近所さんらしき方が先客でいらっしゃいました。
メニューはつけ麺をメインとしています。
お店のこだわりは出汁だそうで、ぶた汁(醤油味)が700円、ごま汁が800円。カレー風味ぶた汁850円に、牛汁が900円と書かれています。
また、関西系の白だしを使った温かいメニューもあります。お薦めの薄くスライスしたごぼうを揚げたごぼ天を使った、肉ごぼ天うどん950円や、サッパリとしていそうなうめとろうどん、月見やたぬきなどのオーソドックスなものも並びます。1.5玉の中盛りは80円増し、2玉の大盛りは160円増しとなっています。
今回は「おすすめ」と書かれた塩ブタ汁つけうどん850円を注文。太麺か細麺が選べるそうなので、太麺をお願いしました。注文を受けてから茹で始めて、きちんと茹でたてが出て来ました。
太麺とお願いしましたが、出て来たうどんはそれでもやや細めのものでした。平打ち気味で角が取れていて、太さが不揃いなところが見受けられます。麺線はストレートではなくややちじれています。色はやや褐色。
食べてみると、こちらのうどんも美味しい!柔らかめでふにょふにょして粉の風味が豊か。甘みも感じられます。
塩ブタ汁は塩だけあってややしょっぱめ。豚小間の脂と良く合って、飲むと旨味を強く感じるのですが、不思議とうどんにあまり味が乗って来ません。
これは普通の肉汁とつけ方が違うんだな、と思い、試しにドボンとうどんを汁に投入して、しばらく置いてみたらしっとり味が染みて美味しくいただけました。添えられた胡麻をすって、薬味を投入すると、まるで塩ラーメンの様な味わいに。こちらも美味しくいただけました。
静かな住宅地に隠れ家的な佇まいを醸すお店でしたが、うどんは地道ながらもしっかりとした味わいで美味しくいただけました。いやー、東小金井面白いです。