約三年ぶりに
「讃岐うどん河野」を訪れました。
まったりした雰囲気は以前と全く変わらず。14時頃の入店で、先客3名ほど。
前回冷たいのをいただいたので、今回は温かいかけうどん300円を注文。
大将、袋からうどんを取り出して温め始めました。
あれ?ここ大将の手打ちだったような気がするのですが、やめてしまったんですかね。
うどんは前回よりも麺線が細くなり、啜りやすくなった気がします。特徴はありませんが普通に美味しいです。
量はかなり少なめですが、お値段を考えればそれもまた仕方ないと思えました。大盛りにしたってワンコインいかないですしね。
出汁はイリコの香りがぷんぷんとします。
うは、ここのかけ出汁ってこんなにイリコしていたのか。冷たいのだと目立たなかったので意外な嬉しさです。
お味はやや甘味が出た感じで、飲まないと勿体無いなと思わせるものでした。
ちくわ天は揚げ置きで、あまり特徴のないものでした。
そういえば、壁に「池袋で本場の味はウチだけ」という趣旨の貼り紙があったのですが、確かに出汁に限って言えば一番讃岐を思い起こさせるかもなー、と思わせるお味でした。
久しぶりの訪問でしたが、予想外のイリコ出汁との出会いに嬉しさを感じられた昼下がりだったのでした。
食べログや知り合いの日記で、要町に面白い手打ちうどんのお店が出来た事を知りました。隣の千川も含めて西池袋は、不思議と面白いお店が多いんですよねー。これは行ってみなければとテクテクお邪魔してみました。
店名は
「讃岐うどん河野」。実は先週の日曜日も一度お邪魔したのですが、この時はお休みだったのでした。今日はやっていてホッと一息。
入り口には一枚板の格好良い看板が立てかけてあります。おおーっと見とれつつお店に入ると、そこはあまり東京のお店では見かけない雰囲気。カウンター席とテーブル席が並ぶその奥には厨房みたいなスペースがあり、そこでは大将がダンダンダンとリズミカルにうどんを切っています。
厨房手前のスペースに返却口と書かれたスペースがあるので、何となくセルフサービスのお店だとわかります。奥様でしょうか、にこやかにいらっしゃいませ~と声をかけて下さいました。時間を外して来たので先客は0。
メニューはシンプルに、かけ300円から、きつね、とろろ温玉、肉、おろしうどん。どれも高くて400円と非常にリーズナブルな価格設定です。
サイドメニューとして、奥のテーブルには天ぷらやおにぎりが乗っていました。
この日は暑かったので、おろしうどん350円を注文。
厨房の手前の方で奥さんがゆっくりとうどんを湯がき始めました。茹でたてではないみたいです。大将が目の前でうどんを切っていたので、そ、それを茹でておくれー!と思わず言いそうになりました(笑)。
うどんを待っている間のゆるーい空気がたまらなく良いです。東京ではなかなか味わえない雰囲気ですね。そして、5分程待って出て来たものがこちらです。
うどんは太くて捩れのあるもの。表面はざらざらしています。間違いなく手打ちで、ゴチゴチと音を立てそうな雰囲気。茹で置きですが、茹でたてでも印象は変わらなさそうなうどんです。洗練されたものではなく、家庭でおばあちゃんが打ってくれたうどん、という感じとでも言いましょうか。
粘りがほとんどなく啜れないので、一本一本モグモグといただきます。粉の甘みは感じられました。
ダシは変に甘すぎたりもせず、とてもスッキリした味わいで良かったです。今度はかけダシもいただいてみたいですね。大根おろしやお揚げは普通にいただけました。
東京ではあまり見かけない、製麺所の雰囲気を持つ様なセルフうどん店でした。愛想の良い奥さんと、気が付いたら玄関で煙草を吸っている不思議な大将、妙なユルさが癖になりそうです。池袋からも近いので、またお邪魔してみようと思います。