少し前から、JR三鷹駅構内の路麺(いわゆる駅近くの立ち食いの様な営業形態の蕎麦うどん屋さん)で、武蔵野うどんが食べられる様になった!という情報が聞こえて来る様になりました。
路麺で武蔵野うどん…個人的には聞いた事がありませんでした
(追記:八王子構内の「いちょう庵」でも出されているそうです)。これは是非食べに行きたい!と思いつつも仕事が忙しくてなかなか行けなかったのですが、今回たまたま武蔵小金井に用事があったので、ゴールデンウィークを利用してお邪魔して来ました。
店名は
「彩花庵」。店内は真ん中で二つに仕切られていて、JR三鷹駅の改札内、改札の外どちらからでも入れる様になっています。10人から15人は入れるでしょうか。昼時前にお邪魔した事もあって、先客は3人ほど。店頭に券売機があって、食券を買う様になっています。ちなみに椅子がありますので、厳密には立ち食いではありません。
メニューは普通の路麺と同じ様に、かけやかき揚げが並んでいます。値段は270円から。
今回の目的である武蔵野うどんは券売機の左上にボタンが固まっていて、それぞれ「武蔵野もりうどん」480円、「武蔵野きのこ汁うどん」580円、「武蔵野肉ねぎ汁うどん」580円、「武蔵野肉きのこ汁うどん」680円とあります。
肉汁だけでなく、きのこ汁もある辺りが個人的にポイント高いです。
今回は一番スタンダードっぽかった武蔵野肉ねぎ汁うどん580円のボタンをポチっとな。奥のおばちゃんに券を渡すと、ざばっと通路からは見えない所からうどんを出してざるに乗せて来ました。茹でおきみたいです。まあ駅構内という立地を考えたら当然ですかね^^;
うどんは意外にもきちんと黄色から灰色がかった、いわゆる地粉使ってますよ的な色をしたものです。やや太めのやや平打ちで角は少し崩れていて、ねじくれたり所々切れていたりしています。多分この辺り、茹でおき時間が長いのだろうと思います。
食べてみると時間が経っているのか柔らかめ。試しに何もつけずに食べてみると、かすかに地粉の風味がして、思わずほおーと唸ってしまいました。
ダシはきちんと薄切りの豚肉がたっぷり入っています。やや甘みが勝ち舌に痺れも感じますが、豚肉の脂が相性良く絡んで楽しめました。
意外や意外…と書いては失礼なのですが、思ったよりもずっときちんとした武蔵野うどんでした。駅構内という条件を考えれば、随分良く出来ていると思います。
エキナカで気軽に武蔵野うどんが食べられるのは嬉しいですね。