東京ビッグサイトの国際ウエルディングショーにお邪魔して来ました。私は練馬区民なので、この辺りには滅多に来る事がありません。
せっかくなのでこちらの周辺でうどんを食べて行こうと、りんかい線から京浜東北線を乗り継いで蒲田駅へ。知り合いが良く食べに行かれていて興味を持った
「Orencino」に向かいました。
土鍋煮込みうどんが名物のうどん屋さん、なのだそうです。駅から3分ほど歩いた、少し人通りの少なくなった辺りに、お店は静かに上品に建っていました。
店内は中央に大きなテーブル席を囲んで、壁際にテーブル席、向かい側に厨房があります。席数は22だそうです。家族経営なのでしょうか、ご年配のご夫婦と、若いお兄さんのお姿が見えました。開店直後の入店なので先客はなし。後から3人。
メニューは名物の土鍋煮込みうどんが筆頭。名古屋で有名な八丁味噌を使った土鍋味噌煮込みと、秋田のきりたんぽ鍋の味を再現した土鍋醤油煮込みの二種類。お値段はどちらも650円と、味噌煮込みとしては破格の安さです。しかも、月~金はランチサービスで煮込みうどんが600円となっています。
他には冷やし手打ちうどん650円、冷やし肉味噌うどん650円、田舎風つけ汁うどん800円と並びます。素朴で実直なメニュー内容と手打ちうどんが骨格となっているみたいです。大盛りは150円増しです。
今回はもちろん名物の土鍋味噌煮込みうどんを注文。
厨房で、土鍋にうどんを入れて煮込み始めた光景が見えました。10分ほどゆっくり待って出てきたそれは、もちろんぐつぐつの熱々です。せっかくなのでご飯(100円)も注文してみました。
うどんはパスタマシーンで作っているのだとか。太さは中太。褐色をしていていかにもゴツそうな印象。しかし麺線はキリッとしていて、名古屋の味噌煮込みのぼそぼそっとしたいかにも手打ちそうな感じがありません。
食べてみるとポキポキとした歯応え。東村山の「
とき」みたいな印象です。味噌煮込みの強い味にも負けていない個性的なうどんで楽しめます。
ダシは味噌煮込みなのでもちろんしょっぱめ。しかしそれ以上にビックリしたのが鰹の強さ。味噌に負けない位の風味をかもし出しています。
上に乗った鶏肉や厚揚げも、この値段とは思えないしっかりしたもの。ご飯との相性ももちろん抜群。モリモリいただけました。
そうそう、卓上にある自家製ふりかけも美味しかったです。
この価格帯では破格とも言えるコストパフォーマンスでした。平日にはこの味噌煮込み+ご飯で650円で味わえるのですから、何とも畏るべしです。
他に、土鍋醤油味噌煮込みも気になりますし、手作りの餃子も美味しそうですし、一品料理もお酒も楽しそうです。機会があったら、夜に飲みに来るのも楽しいだろうなーと思います。