京急本線の梅屋敷駅近くは、何気に美味しいうどん屋さんがたくさんあり、隠れたうどん食いスポットとなっています。そんな訳で今年夏頃からずっと行きたいと思っていたのですが、いかんせん遠くて^^;
そこで、時間が取れる様になった冬休みに満を持してお邪魔して来ました。お邪魔したのは
「東行」。ずいぶん前から宿題となっていた有名店です。
平成16年に雑色にオープンし、21年にここ梅屋敷に店舗を移した本格的な手打ちうどん専門店です。北海道産の地粉を使用した、小麦本来の味わいのあるコシが強く固い太麺を提供してくださるのですとか。
お店は商店街の奥にひっそりと建っています。木を基調とした親しみやすく上品な雰囲気。店内はカウンターとテーブルで20席ほど。13時の入店で先客はなし。大将とお子さんを背負った奥様らしき方が、お二人で切り盛りされていました。
メニューはかけうどん550円から。平均価格は800円から850円前後です。
かけやざるの基本スタイルに、鳥天ぷらやかき揚げ、揚げ餅を乗せるスタイルが多く見受けられます。ざるは肉汁や鳥汁、きのこ汁など、いわゆる武蔵野うどん系の汁もあり楽しめそうです。
鳥天ぷらが気になってしまったので、今回は鳥天ぷらざるうどんを注文。
ゆっくりと待って15分ほど、しっかりと茹で立てが出て来ました。上品で美しい盛り付けに食欲がそそられます。
麺は表に書かれていた通りの、地粉色をしたやや黒めの手打ち、極太うどん。噛むと食感固めで、弱めながらも香りがふんわり立ち上ります。味も薄く感じられます。
つけ汁は節系をしっかりと感じられるしっかりしたダシに、さっぱりとした味付け。あまりのさっぱりさにかけうどんのダシなのかな?と思ってしまった程です。
丁寧に作ってあって美味しいのですが、地粉のどっしりとした味と比較するとさっぱりし過ぎて合わない様な印象が…。このダシは、かけにせよつけにせよ、温かい方が香りと味が立って美味しい気がしました。
とり天はもちろん揚げたて。カラリとしてジューッと音がして、これは美味しくない訳がありませんね。中身もジューシーでとても美味しくいただけました。
接客も雰囲気もお味もとても良くて、地道に丁寧な仕事を続けてここまで来られたのが伝わって来るお店でした。次は温かいつけ汁…特に肉汁を試してみたいですね。ここのうどんには最高に合う気がするのです。