「東京うどん」は最近、様々なメディアでの露出がとても多く気になっていたお店です。目黒という土地柄なのに、武蔵野に近い色をしたうどんが出て来るそうで。
近くまで来ましたので立ち寄ってみました。お店は駅から西に真っ直ぐ。小さな商店街の先にあります。
店頭の説明書きを見ると、どうもお店で提供しているうどんは二種類ある様です。白うどんと黒うどん。黒うどんは普通に製粉された白い小麦粉に、全粒粉を40%配合しているのですとか。色が黒く、その分小麦本来の味や香りが楽しめるそうです。
そんな黒うどんをイメージした訳ではないと思いますが、店内は黒をベースとしたシック感じ。奥に長いです。向かって左手にカウンター席、右手にテーブル席。30人ほど入れそうです。13時前の入店でほぼ満席です。評判通りの人気店みたいです。
メニューはかけとつけ、どちらも肉うどん780円を中心に塩肉、鴨、肉キャベツと肉肉肉なメニューが並びます。お値段は800円台が多いです。白うどんと黒うどんはメニュー単位で分かれている様です。
大盛りは200円増しとやや高めですが、麺の量は670g。バカ盛り600円増しだと1kgになるそうです。
今回はお店の名前にもなっている東京うどん900円を注文。先客がたくさんいましたので待ちを覚悟しましたが、幸い10分ほどでうどんにありつけました。多分茹で立て、もしくは見込み茹で立てと思われます。
麺は中太で、表書きに書かれていた通り黒味が強いです。口に含むと食感は意外な程に柔らかく伸びやか。味はほとんどないものの、粉の風味が感じられます。
今まであまり味わった事のないタイプのうどんですねー。讃岐と武蔵野の良いトコ取りをしようとしているのかなと思います。珍しいですがちょっとどっちつかずな印象も受けてしまいました^^;
ダシはやや赤身がかった色をしていて、とても濃い醤油+豚肉の脂といった雰囲気。中には豚肉、葱に加えて何故か茹で卵が。お腹は一杯になりますけれども特に味が染みている訳でもなく…。丸々一個が汁の中に入っているので食べ難かったです。ちょっと意味不明でした。
うどんが持っている色んなポテンシャルを合わせて東京うどん、という感じなのでしょうか。ここの黒うどんはもっと改良が加わると、とても面白くなりそうな気がしました。場所も良いですし、この先の展開に期待ですね。