どーもー!もみーでーす!今日は暑いですねー。台風一過、夏真っ盛りという感じですね。
でも皆さん見て下さーい。この暑さにも係わらずここは人が一杯です。すごい熱気なんです。本日は今やすっかり若者の新名所となった東京港区、六本木ヒルズから生中継でお送りしていまーす。
…え?
何で六本木ヒルズに来ているのか、ですって?
あはははは嫌だなー。それはもちろん、ここ六本木ヒルズの目の前に美味しいうどん屋があると聞いたからに決まってるじゃないですかー。ええ、今日はわざわざ
六本木ヒルズにうどん食べに来てるんですよーワタシ
それも一人で。空しいですねー悲しいですねー寂しいですねー
ほっとけこの野郎。 そういう訳で本日は、六本木ヒルズと道路を挟んだ向かいに位置するセルフ店
「さぬき空海」です。
六本木ヒルズが出来たらここにお客さんが押し寄せるだろうと、赤坂にある料亭「やま喜」が昼メニューとしてうどんを出していたのをきっかけとして、この場所にうどん屋を出店したのだそうです。夜は割烹として営業するため、うどん屋としての営業時間は11時から15時までになっています。
店内に入ると、おおぉ、完全に日本料理の店構えです。この高級感はさすが六本木という感じでしょうか。それなのにセルフうどん屋系の通路があるのが妙に可笑しいです。すでに14時を回っているのでお客さんの姿はまばら。
カウンターで早速ぶっかけを注文すると…あと2分かかりまーすと兄ちゃんの声。タイミングが良かった様で、どうやら茹で立てにありつけるみたいです。出来たらおばちゃんが席まで運んでくれるそうなので、席を確保してまったり待ちます。
セルフなのにぶっかけうどんが600円です。高いなーと思いつつ出て来たうどんを見てみると…え。ものすごい綺麗で艶のあるうどんじゃないですか。戸惑いつつもずずっと啜ると
うぉー、美味いでないのー。 手打ちの中太うどんは、柔らかめのコシがあってとても滑らかです。ダシも上品でうどんの繊細さを壊す事がありません。何故か妙にうどんがぬるいのが気になりますが、それ以外では非の打ち所がありません。今までのセルフ店とは
明らかに一線を画すうどんです。茹で立てですし、値段が値段だからというのもあるでしょうが、それにしてもびっくりです。
うーむ。まさかここでこんなうどんが食べられるとは思ってもいませんでした。セルフにしては値段が高めですが、六本木として味込みで見れば適正な値段でしょう。ヒルズの食堂が混んでいた時に、もちろん混んでいなくても、暖簾をくぐってみると良いのでは無いでしょうか。きっと損はしないと思います。