「
あらた」と「
いそや」という、都内でも屈指の讃岐うどん名店が並ぶ八王子。その八王子に武蔵野うどんのお店が出来た!という話を随分前に聞きました。
距離の壁もあってなかなかお邪魔出来なかったのですが、今回八王子に寄る機会があり、遂に訪問叶いました。駅北口から徒歩7分程、西放射通りを進み一つ目の信号を左。大通り沿いにあります。店名は
「たまや」です。
2008年7月のオープンだそうで、噂ですと「大勝軒」の跡に出来たとかなんとか。ちょっとラーメン屋の様な風情のある外観です。
中はこじんまりとしていながらも清潔感があります。テーブルとカウンターでキャパは15人程。若い店主と奥様らしいお二人で切り盛りされています。接客が何だか温かくてほのぼの気持ち良いです。地元の常連客が多い様で、15時半頃の入店にも関わらず満席でした。うどん屋さんの満席ってほとんど見た事ないですよ^^;人気のあるお店だと実感です。
メニューはつけ、ぶっかけ、かけと揃っています。武蔵野を標榜している事もあって、糧うどんやきのこ汁、肉きのこ汁などつけの種類が豊富です。FUNKY MONKEY BABYSプロデュースのファンモンうどん(豚肉、ねぎ、ニンニク、ゴマ、辛味醤油)なんてのもあります。
お値段はもり530円から。天ぷらは日替わりで50円から。量は普通盛りが350g。中盛、大盛、特盛と100円ずつ増し、1キロも400円増しで選べます。
今回は当店人気NO1!と書かれていた肉ねぎ汁うどんを小盛りで注文。先客がたくさんいらしたのでまったり待ちつつ15分。出て来ました。間違いなく茹で立てですね。
ではでは、早速実食。
うどんは、一体どういう切り方をしているんだろう…?と気になる位に、太さ不揃いで長さもまちまちなものでした。色はやや黄色がかっています。口に含むと歯応えやや固めな中に、小麦粉のふんわりとした香りと甘味が美味しいです。
対してダシはといいますと、お肉とネギがこれでもかと言わんばかりに入っていて嬉しくなります。
色は濃い目ですが味はキツくなく、椎茸のふんわりした香りを感じる甘めですが甘すぎず、なもの。肉のこってりした脂とそれを吸った葱が良くマッチして美味しかったです。
全てが手の届く所にある故の心地よさ、とでも言いましょうか。こじんまりした家庭的な雰囲気と、大将と奥様の明るい接客、そして美味しいうどんが、そこにいる事そのものをとても楽しくさせてくれるお店でした。
八王子は本当に良いお店が多いです。「たまや」さんの登場で、選択肢がまた一つ増えてしまいましたね。