この日は、さいたま市のグリーンセンターで行われたさいたま市北区民まつりにお邪魔しました。AllAboutうどん担当の蓮見さんを始めとする、東京のうどん屋さんやうどん打ちによるうどんがこちらで食べられたのです。大満足。
せっかくなので大宮周辺のうどん屋さんにも立ち寄ってみたいと、会場からほど近くにある
「手打うどん さわいち」にお邪魔してみました。
蓮見さんイチオシのお店。駅からは、土呂駅から15分ほど歩いた所にあります。
シンプルな外観で目の前には駐車場。店内はテーブルとカウンター席。20人程は入れそうです。お昼時の入店時、すでに7割方席が埋まっていて、帰る頃には人で溢れかえっていました。店主の小澤さんと近所の主婦10人ほどで切り盛りされているそうです。
メニューは、かけ小(280g)ともり小(300g)がそれぞれ500円から。かけは特大(700g)900円、もりは2kg2,100円までメニューに書かれています。
これにオプションで別の汁を注文したり、天ぷらを付けてもらうシステムです。
温かいつけ汁はしいたけ汁、肉なす汁、かも汁。冷たい汁はなめこおろしやとろろなど。数量限定で天重とうどんがセットになった、サービスランチもありました。
面白いのが、全メニューを
ごぼう入りうどんに変更できること。普通のうどんも充分美味しいそうなのですが、今日はこちらが気になって来てみたりするのです。
お茶請けか、先に大学芋が出て来ました。ほくほくです。
もり中600円(ごぼう入りうどん)+肉なす汁250円
今回はもり中(450g)600円をごぼう入りうどんで、肉なす汁(250円)を追加。注文してから15ほどして出て来ました。
うどんの色を見てビックリ。何と言えば良いのか…
すっごく…ゴボウです。 ごぼうが入って打ちづらいのか、麺線は太めでグリグリと捩れています。武蔵野というよりもむしろ富士吉田を思わせます。
食べるとうどんの中から確実に主張してくるゴボウの味。こ、これは…
面白い! 洗練された味わいではなく、むしろゴボウの苦味が引き立っているのですが、それがかえってゴボウ好きにはたまりません。
(そしてゴボウ嫌いには絶対に薦められません^^;) うどん自身の味はゴボウが強過ぎて、残念ながら負けている感がありますが、それでも普通のうどんも食べてみたい、と期待させる風味があります。
食感はゴボウのせいかキリキリッとした感じ。本当に吉田うどんみたいです。啜れずモグモグ食べていました。
肉なす汁は豚肉に茄子、えのきがたっぷり。醤油の塩辛さを豚肉の脂がうまく中和し、茄子がその脂を吸い、えのきが旨味を増幅する絶妙のコンビネーション。
味付けは濃いのですがウマウマととても美味しくいただけました。
外観は飾らずざっかけない、しかし仕事は丁寧でうどんはとても美味しい、魅力溢れるお店でした。次回はお腹を空かせて、普通のうどんも天重もいただいてみたいですねー。