富士吉田からの帰り道。大月駅で途中下車し、ある意味今回の旅で一番立ち寄ってみたかったお店にお邪魔してみました。
それは駅構内の立ち食い蕎麦屋さん
「大月かいじ」。何故立ち寄ってみたかったかといいますと、こちら、立ち食い蕎麦屋なのに吉田のうどんが食べられるのです。
しかも、手前味噌で恐縮ですが知り合いのお店の幟が立っているのです。これはお邪魔してみなければとずっと気になっていたのでした。
壁にはちゃんと吉田うどんの説明もあります。
店内は真ん中で区切られていて、駅の外からでも入れる様になっている様です。内装はごく普通の立ち食い蕎麦屋のそれで、先客はなし。
食券制です。お値段は吉田うどんが370円で、冷やし吉田うどんが420円。他はきつねやたぬき、山菜など普段の立ち食い蕎麦屋のメニューが並んでいます。
吉田うどん以外は普通のうどんを使用していると、以前何処かで見た覚えがあります(が、すみません未確認です)。
もちろんここは吉田うどんを注文。さっとゆがいて3分ほどで出て来ました。
うどんは白く、茹で置きのためかやや角が取れています。ですが噛んでみるとガチンとした食感、俺は吉田うどんなんだぞーと歯の間からキリキリと自己主張して来ます。うどん自身の味もあります。
茹で置きとはいえ、これは確かに立ち食いのうどんとは生まれからして一線を画しているなーと思えました。
と、ここまではワクワクしながら食べられたのですが、残念なのはダシ。本当に特筆すべき所のない、普通の業務用の本だしといった味でした。うーん勿体ない。本当に勿体ないです。これで醤油と味噌のあわせダシとかでしたら、絶対に冷やしも試す所でしたのに。
何はともあれ、山梨の大月駅内の立ち食い蕎麦屋で吉田うどんが食べられる事が確認でき、嬉しくなった富士吉田の帰り道でした。
噂では、駅から10分ほど歩いた所にも吉田うどんが食べられる所があるそうです。そちらも気になりますね。