はーるばるきたぜ~ふじやま~♪ 何だか久しぶりに富士山を間近で見たいなあとの思いから、一人でひょっこり山梨へとやって来ました。川口湖ではすでに紅葉が始まっていて、雪化粧のかかった富士山と相成って素晴らしい景色を見せてくれました。
紅葉を堪能したら、後はもう富士吉田に立ち寄って富士吉田うどんを食べて行くしかないでしょう~!と、河口湖から富士急行で二駅の富士吉田まで戻って来ました。時間も11時前とちょうど良い感じ。早速食べ歩き開始です。
まず目指すお店は
「美也川」です。
同じく近所にある「美也樹」と並ぶ富士吉田うどんの有名店で、1975年創業の老舗。当初は両方のお店にお邪魔するつもりだったのですが、祝日は美也川のみ営業だったので、こちらの訪問へと相成りました。
富士吉田駅から富士急ハイランドを目指してのんびり15分程歩きます。警察署前交差点から細い横道に入り進むことわずか。
突き当たりに車屋が見えて、うお、うどん屋は何処行った?と一瞬ビックリしてしまいますが、その隣にどっしりとした店構え。「美也川」の看板が見えました。ホッと一安心です。
店内は靴を脱いでお座敷にあがります。何と言いますか完全な民家ですね。30人程は入れそうな店内は開店直後なので先客8人ほど。
勝手に座って良いのか、注文はどうしたら良いのかなど全くわからず、入り口でボーッとしていたのですが…店員さん目の前にいるのに声をかけてもらえず^^;
仕方なくどうしたら良いでしょうかーとお聞きした所、紙に注文を書いて下さいとの事。書いたら、厨房のお姉さんが紙ちょうだいとのアクションをしたので手渡し。な、なんとか注文完了したみたいです。ホッと一息。
(正直、この接客は愛想ないなぁという印象でした^^;が、まあ一度覚えてしまえば次からはもう大丈夫ですしね)
改めてメニューを見直すと、かけうどん、湯もりうどんが300円からと安いです。オプションとなるメニューはわかめ、肉、玉子、天ぷら、納豆。どれも300円台から400円台のお安さ。カレーうどんも400円。一番高い鍋焼きうどんすら500円です。
空いている席に座ったら、サッとうどんが出て来ました。今回は肉うどんを注文。うーん、これで350円とは安いですね~。
うどんはもう、見まごう事なき太めのバラバラした手打ちうどん。食べてみると口内に溢れるのは
うどんの味、味、味。うっわー。美味しいです。これだけ味のあるうどん食べたのは本当に久しぶりです。
所々短いうどんがあったり茹で切れていないうどんもありましたが、これはご愛嬌ですね。
ダシは醤油+味噌の合わせ技。何処かでイリコ風味と聞いた事があるのですが、あまりいただいた事のない味噌味のダシということもあり良くわからず。鰹節を少し感じた様な気がします。
ややしょっぱめで、甘味はほとんど感じずとてもスッキリした印象です。玉子を入れるとより嬉しいかも。
お肉は馬肉。独特の風味があります。こちらもスッキリとした味付けで、飽きずにいただけました。
ドカンと美味い!これは美味いぃぃぃ!というお味ではないのですが、スッキリしていて毎日でも飽きない、普段仕立ての素朴な田舎うどんをいただく事が出来ました。
これは確かに大人気もうなずけます。近所にあったら放ってはおく訳にはいかないお店ですよ。人気メニューという冷やしたぬきやコロッケも次はいただいてみたいです。