会社が夏休みに突入しました~。
いやぁ嬉しいです。夏休みという事は、平日に休めるという事です。平日に休めるという事は、土日祝日が休みのうどん屋に行けるという事です。
何か間違ってますか? そういう訳で、今回の探訪地は港区大門に店舗を構える
「いきいき亭本舗」。お客さんに美味しいうどんを出来るだけ安い値段で提供する。をコンセプトに、他の経費を極力抑えた経営をしているとの事。土日祝日が定休日のため、今まで行けなかったお店です。
都営大江戸線大門駅を出て目の前にある素材屋を曲がると、「いきいき亭本舗」の立て看板とのぼりがあります。ビルに入って階段を下に降りると…↑の店頭。
な…成程、確かに経費を極力抑えています…と言いますか、余りにそっけなさ過ぎて
むしろ清々しいと言いますか。そんな玄関です。
中に入ると、これまた店内には何の装飾もありません。椅子と机、基本的な設備の他には紙のメニューと宣伝がポツポツと壁に貼ってあるだけです。厨房を覗くと、大将が笑顔でいらっしゃーいの掛け声。メニューを見ると…一番安いいきいき亭うどんが130円、月見うどんが200円。おぉ、確かに安いです。
じゃこ天うどんを注文。うどんの上にはわかめと、小魚をすり潰して揚げたじゃこ天が丸ごと一枚。
ダシは無添加、関西風です。じゃこ天は口の中一杯に魚の風味が広がります。うどんは細めの機械打ち。めん亭よりはコシがありますが、讃岐として考えると弱いです。
全体的には悪く無いと思うのですが、乱立するセルフ店に比べて特色を見出しにくいのが残念です。特に他のセルフ店に比べてうどんが弱く感じるのは、讃岐うどんとして苦しいのでは無いでしょうか。夏なのに冷たいメニューが少ないのも残念です。
とはいえ、オートメーション化されたセルフ店のそっけなさに比べて、ここの大将の人懐っこい笑顔は貴重です。お店が紹介された「さぬきうどん偏愛」には新橋店も近々オープン予定と書かれていたので、お店としても軌道には乗っているのでしょう。
港区という場所で、この値段と味を個人経営で維持しつつ、セルフ店と張り合って行くのは大変だと思います。是非是非、大将の笑顔と温かさでこれからも頑張って行って欲しいと思います。