「めん亭」はＪＲ蒲田駅構内にある、美味しい立ち食いうどん屋として有名なお店です。立ち食い好きなので、かねてよりその名前は耳にしていました。
本日先に尋ねた「刀屋」のある糀谷駅は、路線こそ違うものの蒲田駅からはほど近い場所にあります。この辺りには滅多に来る機会が無いので、このまま帰ってしまうと次はいつ来れるかわかりません。せっかくなので尋ねてみる事にしました。腹ごなしも兼ねて、歩いててくてく蒲田駅へと向かいます。

　糀谷駅前の環八通りを蒲田方面に向かってずーっと歩き、京急本線の踏み切りに当たりますのでそれを越えさらに真っ直ぐ行き京浜東北線の線路と交差する手前で右に曲がれば蒲田に着きますが誰もこのルートは通りませんね。蒲田駅の中と書けばＯＫですねそうですね。


　改札口のすぐ隣にお店はありました。店頭には「大阪の味」との文句が。そう言えば「讃岐」の単語は意外と見かけるのですが、「大阪」はめったに見ませんねえ。敢えて「大阪」という単語を使う所に、こだわりと自信が見えます。

　食券制なので店頭で食券を購入して中へ入ります。店内は真ん中で分断されていて、駅構内からでも外からでも店内に入れる仕組みになっているみたいです。うーん便利で面白い作りですね。店員のお兄さんに食券を渡すと3秒でうどんが出て来ました。うはは早い。


　注文したのはきつねうどん。薄ーい色をしたダシは昆布が勝っていて、少し濃い目ですがとっても美味しいです。お揚げもダシとは別に甘い味付けがしてあって、これまた美味しい。うどんは余りにも一瞬で出て来られたので茹で麺か生麺かすらわかりませんでしたが、ほのか～にコシが残っていて、ダシ、お揚げと程良く調和した美味しさを醸し出している、という感じでした。

　成る程、駅構内の立ち食いにしてはやたらとレベルが高いです。毎日食べたいと思える優しいうどんですね。こういううどんが通勤時に食べられたら、さぞ幸せだろうなぁと思います。