以前、会社の上司である豆蔵氏から「蛎殻亭」を教えて頂いたのですが、今度は会社でワタシの隣の席に座っている姐…
お姉さんが、ここは美味いから食べに行ってみんしゃい!とワタシに一軒のうどん屋を教えて下さいました。
何でも手打ちで古い店で京急空港線の糀谷駅の商店街にあって、でも店の名前はわからないとの事。検索すると
「刀屋」という店がそれに該当するのですが、店の写真を見せたら「こんな派手な店じゃなーい!」と怒り出す始末。
トホホ。とりあえず地図を書いてもらったので、それを頼りに向かってみる事にしました。
京急空港線の糀谷駅を降りて目の前の環八へ出ると、糀谷商店街の入り口があります。そこを入って真っ直ぐ行き、炭屋五兵衛を左折。しばらく歩くとバームという店が見えるので、その手前にあるうどん屋が目的のうどん屋だそうです。
…「刀屋」がありました。 姉さん、夏期休暇終わったら「うちたて家」で肉汁うどん1キロの刑決定です。
店先は派手な緑色ですが、店内はレトロ~な雰囲気でした。ここも他の手打ちうどん屋さんと同様、外からうどんを打つ姿が見える様になっているのですが、その麺打ち台が何とも…年季が入りまくっています。店内は全部で12~3席。カウンターと小さいテーブル席で、昼過ぎだというのにお客さんで一杯です。大きな茹で釜の置いてある厨房は、カウンターから様子が丸々わかる様になっています。
空いた席に座って、姉さんにお薦めされた冷やし納豆うどんを注文しました。
うは。 平べったく短く太さがバラバラで、かつ極太の手打ちうどんがやって来ました。うどんの下には真っ黒のダシが並々と注がれていて、一瞬
伊勢うどんか?と思った程です。
食べてみると思った程にダシは辛くもしょっぱくも無く、鰹の風味が納豆と良く馴染んで意外にも美味しい。うどんはモチモチとした独特の触感。ダシとも良く絡んで、これはこれで面白かったです。
でもこれは、うどんと言うよりもむしろ
ほうとうじゃないかと思うのですが…。出されたうどんを見た時に、う、これは煮込みが無茶苦茶美味そうだと思ったんですが、案の定
味噌煮込みと
鍋焼きうどんがメニューにありました。ぬわーそっちも食べたかった~。
きらびやかな商店街の外れにぽつんとあるにも拘らず、たくさんの地元の人に支えられて長年やって来た、という事が良くわかる、暖かい雰囲気のお店でした。
ちなみにこの店には蕎麦もありますが、やはり
手打ちのバラバラ平打ち短い極太蕎麦です。一見の価値はありますので、お越しの際は是非(笑)。