先日、フードジャーナリストはんつ遠藤さんの書かれた書籍「はんつ遠藤のうどんMAP」が発売されました。私も発売日に購入したのですが…うは、私の知らないお店が沢山あります^^;
今回はその中に掲載されていた中にあった、都内の未訪店にお邪魔して来ました。店名は
「長寿庵」。
場所は都営新宿線一之江駅から徒歩15分。私の住んでいる所は練馬なので、端から端へほぼ東京縦断の勢いでした。
住宅街の外れに静かに建つお店は、外観も内装も町のお蕎麦屋さんな雰囲気。30人程のキャパで先客はなし。メニューはきつね、たぬき、わかめなど蕎麦を中心に丼物も揃っていて、あくまでうどん屋さん、という所ではないのですけれども。
ここには何と珍しい「小松菜うどん」なるメニューが存在するのです。地元JAに頼まれて作ったものなのですとか。
今回はもちろんその小松菜うどんを注文。バリエーションはノーマルな小松菜うどん、たぬき小松菜うどん、カレー小松菜うどんの三種類があるみたいです。今回はノーマルなものを。太麺か細麺?と聞かれたので、太麺で頼んでみました。
10分程して出て来たうどんはもちろん茹で立て。本当に綺麗な緑色をしていて、思わず見とれてしまいます。
注文したのは太麺でしたが、太さは平均的で目立って太い!という程ではありませんでした。
掬ってみると表面はツルツルしていて、噛むとむにゅむにゅ。小松菜の味は全くという程なく、うどん自身の味もそれ程感じませんでしたが、うどんの風味はありました。自家製麺だそうで、普通に美味しいです。
ダシは鰹のふんわりと効いた、きちんと丁寧に取られているのがわかる、蕎麦屋さんのものです。アッサリとしていました。
初めて食した小松菜うどんは本当に普通におうどんとして美味しく食べられるもので、その日常的な装いにむしろ好感が持てました。カレー小松菜など、他のメニューも試してみたい所です。