少し前から、経堂に肉吸いとかすうどんのお店が出来た!というお話を良く耳に挟む様になりまして。各方面でレポートを見ると評判も良いので、今回ワクワクしながらお邪魔してみる事にしました。
今日は二人での入店です。店名は
「らうそん」。小田急線経堂駅南口を出て目の前の通りを真っ直ぐ徒歩2分です。
黄色い屋根が目立つ小さな店構えで、何だか懐かしい食堂を思い起こさせる不思議な内装。小学校の時に座っていた様な机が12~3個。壁一面には
「かす」と
「肉吸い」の説明が貼られています。
お昼過ぎ入店で半分程席が埋まっていました。
メニューの先頭に来るのは「肉吸い」850円。そしてこの店オリジナルでしょうか、「かす吸い」800円。
ちなみに肉吸いとは、大阪は「千とせ」というお店がメニューの発祥と言われる、いわば肉うどんのうどん抜きの事です。こちらではうどんの代わりにご飯と卵が付いてきます。かすは大阪南部発祥と言われる、牛の小腸の素揚げの事です。
うどんメニューは看板である「かすうどん」が650円。他にもかけ500円から月見、たぬき、きつねなどスタンダードなメニューが並びます。価格はどれも安めです。定食にミニかすうどんが付くセットメニューも500円からと、リーズナブルに揃っています。
今回はかすうどんを注文。しばらく待って、ちゃんと茹で立てで出て来ました。東京でかすうどんをいただくのは、神田の「なんでやねん(閉店)」、新宿「東京麺通団(期間限定)」、中目黒「かすうどん田中」に続いて4回目です。
ダシは底が透けて見えそうな程薄い黄金色で、すすると鰹の風味がふんわり。正統派できちんと作っているお味がします。
やや旨味が過剰に感じられ、化調も入っているかな?と思ったのですが、こちらのお店に対して、同じ様なご意見を書かれていたブログで、大将らしき方が自ら無化調ですとコメントされていました。
かすは100g450円の最高のかすを使っているのですとか。サクサクトロッとしていて味があり美味しいです。
うどんは中太の機械打ちっぽいものでツルツル。ダシやかすの個性的なお味に比べると、普通に美味しいという印象でした。
こちらは奥さんの注文した「肉じゃがコロッケ定食とかすうどん」600円。コロッケを一口いただきましたが、トロッとお味が染みて美味しかったです。
こちらはメニューの順番や紹介の頻度を見るに、うどんよりも肉吸いを強くプッシュしている様に感じられますし、また、卵かけご飯などもプッシュしている事から、どちらかと言えばご飯ものの方に力を入れているのかなー…という印象を受けました。
値段が基本的に安めなのに加えて、大学生50円、高校生100円引きとお得な学割サービスを行っていたり、とてもコストパフォーマンスの高いお店だと感じました。頑張っている気持ちがとても伝わって来ます。
肉吸いも美味しいらしいので、これはまた食べに来なければですね。