2008年11月8日から10日にかけて、秋田県に行って来ました。一日目の夕食で向かったのは、秋田駅から20分ほど歩いた、ちょっと華やかな通り沿いにある
「稲庭懐石 大町佐藤養助」。
稲庭に本店を持つ佐藤養助が、稲庭うどん専門店の枠を超えた新しいスタイルを提供するお店として、開店したのだそうです。酒屋さんの2階にあります。
上品なムードの店内はとても綺麗で料亭の様。入り口から見えるカウンター席や掘り炬燵席に加えて、お店の奥に個室もあるみたいです。奥の個室には何組かお客さんがいらした様です。私は窓際の掘り炬燵に通されたので確認できず。
メニューは通常の稲庭うどんに加えて、揚げ物やお刺身、オーブン焼きなど一品料理が豊富に加わっています。更に稲庭うどんを組み込んだ懐石、コースメニューが何種類かあります。コースメニューは大体3,000円前後からと安く抑えられています。
今回は、きりたんぽ鍋コース3,150円を注文。
料理そのものはかなりのボリュームがあり、充分過ぎる程お腹一杯になれます。どれも普通に美味しかったです。ただ、肝心のきりたんぽ鍋はお店側が気合を入れていないのか、グズグズでちょっと厳しかったです。
うどんはもちろん佐藤養助なので普通に美味しいですが、ダシが何故か、銀座でいただいたよりも酒の風味が強かった様な印象がありました。体調の問題でしょうか?
うどんをきりたんぽの汁に入れても美味しいと思います、と店員さんがおっしゃっていたので入れてみましたが、うーん…普通につけダシでいただいた方が美味でした^^;これは仕方がないですね。
全体的に、うどんの単価に比較するとコースの料金はとてもリーズナブルで、その中で一通りのメニューを出そうと苦心されている様子が随所に見受けられました。
その分、メインのうどんを除いては「これは!」というものに出会えなかったのも事実で、個人的には残念ながら中途半端な印象を受けてしまいました。
これならば多少割高にしてでも、量より質をもう少し充実させていただきたかったかな~…というのが本音です。
とはいえ、いただいたものが決して不味かった訳ではなく、どれも平均的に美味しかったです(^^)きりたんぽだけは個人的な思い入れが強かったのもあって、残念だなーと思ってしまいましたけれども。
そんなこんなで、一日目の夜は更けて行くのでした。