台湾旅行の二日目に向かったのは、今回の旅行にあたって、何が何でもお邪魔すると決めていたお店です。MRT忠孝復興駅を降りて歩きます。
店名は
「土三寒六」。台北で唯一、香川県から情報発信として協力してもらう「さぬき大使館」の命を受けている、讃岐うどんのお店です。
お店は駅を出て5分ほど。大通り沿いにありながらも、ちょっと目立たない建物の中に入る様にしてあります。
看板には「烏龍麺」と書いてありますが、これはうどんのこちらでの呼び名。実は台湾の現地企業が「さぬきうどん」を商標登録していて、こちらでは「讃岐うどん」の名前が使えないらしいのです。
さぬき大使館なのに…。 店内は広々としていて綺麗な、セルフ店に近いイメージ。お店に入るとちゃんと「いらっしゃいませー」の掛け声。こちらの大将は日本人で、ちゃんと香川で修行を積んだ方らしいですよ。
メニューはこんな感じ。かけやきつね、ざるを始めとして、天ぷらやぶっかけ、釜玉明太など、讃岐からオリジナルまで揃っています。
以前チラシを見た時は大中小と書いてあって、それこそセルフっぽい選び方が出来たみたいなのですが、それはなくなったみたいですね。
値段はかけ90元からなので320円ほどでしょうか。台湾としてはちょっと高めですが、お味の方は如何でしょうか…?
ちゃんと注文してからうどんを茹で始めて、10分ちょいしてからうどんが来ました。今回は、おそらくかけうどんだと思われる「原味烏龍麺」90元を注文。おお!流石、ちゃんと見た目それっぽいですよ。
うどんは中太四角。私は見れなかったのですが、ちゃんと麺切り台で切っているみたいです。食べてみるとモチモチした歯ごたえと、はっきりとわかるうどんの旨味が。
おお、美味しいうどんじゃないですか!失礼ながら、お店に入った時は少しチェーン店っぽいイメージがあったのですが、うどんは本当にしっかりしています。ダシはやや色が濃い目の、昆布が効いた関西風でした。
こちらはマイミクさんが頼んだ変り種「釜玉番茄肉醤乾麺」230元(約830円)。
チーズ+釜玉+トマト+ちょっと中華風なスパイスの効いたミートソース、といった所。釜玉にトマト入れても合うものですね~。楽しめました。
台北の本格讃岐うどん店という事で、一体どんなものなんだろうと半信半疑でお邪魔してみたのですが、少なくとも今まで外国でいただいたうどん屋さんの中では一番キッチリとした讃岐うどんでした。特にうどんが美味しかったのにはビックリしました。
このお店を発信源にして、台北にもうどんの美味しさが広まってくれると良いなぁ…と思いましたり。