ワタクシ、実家が調布にありまして月に一度は帰っているのですが、あまり外出しない自分にとって、これは京王線沿線のうどん屋さんにお邪魔出来る滅多に無い機会だったりします。
今回も京王線で新宿から向かう途中で、つつじヶ丘で途中下車して、まだ行った事のないお店を尋ねてみました。店名は
「鶏麺」です。つつじヶ丘から少し歩いた、線路沿いの外れにお店はあります。
店頭には「スープさぬき」の文字が躍ります。2007年6月開店、鶏ダシのスープで茹でたてうどんをいただくという、新しい食のスタイルを中心に据えた讃岐うどん専門店だそうです。麺は自家製麺の手打ちで、さぬきの夢2000を配合しているのですとか。
ビルの入り口、ガラス貼りになっている店内は、低めの小さなテーブルが並び、まるでロビーの様な風景。しかしその奥に見えるのは間違いなく厨房です。20人程は入れそうな席数。14時半入店で先客5人。
メニューは、店名にもなっている「鶏麺」700円を始めとして、つけ鶏650円、釜揚げ500円、みそ玉500円と並びます。創作メニューと見慣れたメニューの割合は半々と言った所で、何を食べようか目移りしてしまいます。
それでも今回は最初ということで、スタンダードに鶏麺を注文。10分程して、ガタイが良くて、人当たりも良さそうな大将が元気にうどんを運んで来て下さいました。おお、大きい丼ですね~。見栄えが良いです。
うどんはやや透明がかった白で、中太、四角くねじれがあります。くにくにっとした歯ごたえ。かすかに粉の風味も感じられます。
ダシは鶏団子が2つ入った鶏スープ。飲んでみると、まるでといいますか、まさしくといいますか。ラーメンの様な味わいです。普段のうどんダシとは違ってお肉の旨味が濃いです。ただやや香りが薄めで、その分特徴が弱めに思えてしまったのが残念でした。
まだ荒削りですが、今までに食べた事のない新しさを感じさせるお店でした。今度は冷たいうどんもいただいてみたいですね。