まだ見ぬ武蔵野うどんの中に、バッティングセンターと併設したお店があるという話を聞いて足を運んで来ました。
最寄駅は清瀬ですが徒歩20分はかかります。しかもこの日は途中で雪が降り出し泣きが入りそうになりました。足を速めると、開けた畑の向こうにバッティングセンターが!
近くまで寄ってみると、確かにバッティングセンターの隣にお店が併設されていました。製造直送、地粉の文字も躍っています。お店の名前は
「桂」です。
簡易食堂の様な年季の入った外観と店内。温かいお茶も冷たいウーロン茶もセルフサービス。おばちゃん達だけで切り盛りされている様で、ほのぼのとしていて雰囲気が良いです。
テーブル席だけの、20席ほどの店内はお客さんがひっきりなし。この辺りに飲食店は見当たりませんし、近隣の方にとっても貴重なお店なのでしょうね。かと思いきや、車で来るお客さんもかなりいらっしゃって、東京都なのに何だか讃岐を思い起こさせます。
メニューは多くなく、もり、天ぷら、肉汁、たぬき、きつね、山菜、肉、きのこネギ汁、カレー、すき焼き風、力、そして1キロうどん(!)。
もり500円から、一番高いすき焼き風うどんでも850円と安めの価格帯です。
1キロうどんも気になりますが、それは猛者の方にお任せするとしまして^^;
今回は肉汁うどんを注文しました。注文を受けてから茹でて下さって、10分程してから出て来ました。
うどんはやや紫、灰色がかった太め、ツルツルのちねくり型うどん。何処までもねじれて行きそうなちねくり具合です。食べてみると地粉の風味がぶわーん!おおお、鼻が楽しくなるうどんですね。最初の内は味が感じられなかったのですが、時間が経つにつれて甘味が増しました。
ダシは渋みを感じるほどの鰹。そして豚バラ肉。ちょっとしょっぱめですね。このうどんの風味の強さには良く合います。ただ何だか、ダシが冷めてくるにつれて魅力が薄くなるのが残念でした。もうちょっと量が欲しいなーと思ったりしましたり。
いかにも田舎のうどん!を体現したお店で、雰囲気も良く気にいってしまいました。うーん。こんな所にもまた名店が。武蔵野うどんは奥が深いです。