巾着田で彼岸花を見た帰り道、西武池袋線飯能駅で途中下車して、うどんを食べて行く事にしました。
目的のお店は
「古久や」。飯能銀座を通り抜けて住宅地へ入り、ちょっと進んだわかりにくい所にある、地元の人気店です。
たどり着いて、まずびっくりしたのがその外観です。良い意味で古めかしい木造の建物。中に入ると、これまた時代劇にでも出て来そうなお座敷が広がります。向かって右側のスペースでは、店員さんが慌しく動いています。
更に、50人は入れそうな店内なのに、13時半入店で満席、行列が出来ているのも凄いです。本当に地元に愛されている人気店なのですね。私は5人待ちで10分程でお座敷に通されました。
席にメニューが無くて、壁にも書かれていなくて、およ?メニューは何処にあるんだ?と思っていたら、行列の先頭にぽつんと置いてありました。
もり、かけうどん480円からで大盛り50円増し。ほとんどのお客さんが名物と聞いていた「肉つけうどん」を頼んでいます。
そんな訳で、私も肉つけうどんを注文。お腹が空いていたので大盛りでお願いします。タイミングが良かったのかアッサリと出て来ました。ぬは、大盛りとはいえ量がメチャ多いです。ラーメン用の丼にたっぷりとうどんが入っています。
そんなうどんは機械打ちなのでしょうか?白くてやや細めの四角いものです。温かいのにしてもらいまして、粉の香りは弱め。口に含むと甘みを感じます。うわー。何だかとってもとっても懐かしい味です。素朴そのものといった妙味です。
肉汁がまた独特。器がメチャメチャ小さく、その中にはお肉やネギがギッシリと詰まっています。あまりにも詰まり過ぎていて、うどんを浸けるスペースがない位です(笑)。
お味はといいますと、甘めのベースに肉の風味、ネギの風味がこれでもかと溢れます。これだけドカンと盛っていただけると嬉しくなってしまいますね。
食べ終わる頃に、店員さんがダシ割り用のお湯(うどん湯?)を持って来て下さいました。ゴクゴクモグモグといただいて完食。どうもご馳走様でした!
とても個性的なうどん屋さんでした。お味としてはとびきり美味い!というものではないのですが、しみじみとうどんが楽しめる、とても雰囲気が良い所です。地元に愛されているのも納得ですね~。