「
吉祥寺麺通団」を出た後、
「中清」に向かいました。知る人ぞ知る蕎麦、うどんの有名店で、暖簾分けをした蕎麦屋「清田」は20店舗にのぼるとか。
場所は吉祥寺駅から離れた所にあり、徒歩にして15分ほどでしょうか。町の蕎麦屋さんといった趣でさりげなく建っています。
お店は昭和初期に麻布からこちらに移って来たそうで、外観、内装共に歴史を感じさせます。店内は30席ほどでお座敷もあります。11時半入店で先客1人。
メニューはたぬき、きつね550円から。山菜や力など見慣れたものから、マーボーにみかど、うどん雑炊やクリームうどんなど、珍しいものまであります。牛丼や親子丼など丼物も豊富です。
うどんは白い「あずまうどん」、国内産の小麦を100%使った「さとうどん」があるそうです。私は「さとうどん」の方を頂いてみたかったのですが、店員のおばちゃんに、今日は無いと言われてしまいました。うーん残念です。
そんな訳で、今回はあずまうどんで北極カレー南ばん800円を注文。ちなみに北極は豚肉を使ったカレー南ばんで、南極は鶏肉だそうです。30分近く待って出て来ました。
うどんは中太で不揃い、とっても短く、明らかな手打ちである事を感じさせます。さとうどんが無かったので、こちらはどうか…と思ったのですが、
うおお!?意外な位に香りがあります。そして非常に素直な味、甘み。美味しいですよこのうどん。茹で立てなのはわかるのですが、しかしこれ程の粉の味は久しぶりです。ビックリです。
カレーダシは、ドロッとした旨味の強い和風味。いかにも蕎麦屋のカレー!といったお味で、素朴ながら力強くとても美味しいです。ドロドロ過ぎて飲めなかった事だけが残念でしたです。
失礼ながら、素朴な外観からは想像出来ない位にしっかりしたうどんが出て来ました。いやーここ、美味しいです。是非とももう一度お邪魔して、さとうどんもいただいてみたいですね。