館林うどんをいただいた後は、再び電車に乗り桐生市へ。ここも上州三大うどんの一つを冠する、うどんの一大地帯です。
桐生うどんは桐生うどんでまた一つの特徴を持っているそうですが、今回はその特徴から離れた、しかしここでしか味わえない名物をいただきに参りました。その名は「ひもかわうどん」。
「ふる川」は桐生駅からすぐの所にあるホテルに併設されています。居酒屋を兼ねている様ですね。店内も食堂の様な居酒屋の様な雰囲気で、テーブルのみキャパ30人ほどでしょうか。17時入店で先客3人。
メニューはかけ、きつね、たぬきなどスタンダードなメニューが並びます。蕎麦も出しているみたいですね。
その中に異彩を放つ「はばひろーい」のカテゴリ。これがお目当てのひもかわうどんです。せいろひもかわ740円、ひもかわ740円、しめじひもかわ840円とあります。
そんな訳で、今回はもちろんひもかわを注文。ひらべったいから時間はそんなにかからないんじゃないか…との予想を覆し、20分程して出て来ました。
うは、写真などで見てはいましたが、これは不思議な物体ですよ。きしめんの様なものをイメージしていましたがとんでもない。長いワンタンが大量に出て来たという感じですね。幅は5センチほどもあり、そのくせ厚さは1ミリもありません。
食べてみると本当にこれがツルツル。あー…これはすごい。経験したことのない食感です。
厚さがないのでコシは全く感じられません。ダシは醤油強めの甘めのもの。ひもかわが幅広いせいか、もしくは締めすぎたせいか、あまり馴染まなかったのが残念でした。
ちょっと謎に思ったのは、せいろなのに盆に乗ってひもかわが供された事です。盆の中が水でびちゃびちゃになっていて、それもあってひもかわが水っぽく感じられたのです。
もしかしたら、それがひもかわの提供の仕方なのかもしれませんが…ちょっと残念な印象でした。
うーん。本当に今までに味わったことのない不思議なうどんでした。