さてさて。
水沢うどんとは、一般的に渋川から伊香保温泉に向かう道の途中にある、うどん屋さんの一帯を指します。その道の一番始め、元祖田丸屋に向かう手前の辺りで、不思議な名称を目にしておりました。それは
「はちみつうどん」;゜Д゜)!?
この名前が、先の「
元祖田丸屋」でうどんを食べた後もずーっと引っかかっていました。その帰り道、いてもたってもいられなくなり、遂には、よ、寄って行こうか?という話に…。好奇心に負けて、暖簾をくぐる事と相成りました。
お店の名前は
「山一屋」。店頭には「はちみつうどん」としっかり書かれた看板が。
おみやげうどん用の店舗と食堂に分かれていて、その場で食べる人は奥の側のお店に通されます。お座敷のみの店内は30人位は入れそうです。17時入店で先客なし。
メニューの裏には、はちみつうどんについて書かれていました。
うどんをこねる時に、はちみつ入りの塩水を使うそうです。これによりはちみつが粉を包むため、温かいうどんが溶けにくくなるのだとか。とか。
メニューはもり577円から。かけ682円。釜揚げは煮物が二品ついて1,050円。他には舞茸の天ぷらなどがありますが、どれもリーズナブルです。
注文したら、突き出しで野菜が出て来ました。かなり量が多め。塩が効いてややしょっぱめです。
今回はもり577円を注文。…およよ、これまた量が多いですね。600円もかからずこの量は正直凄いです。
ダシはやや甘めの醤油味で、旨味が口の中に残らずバッと散る印象。うどんははちみつに関してはそれ程感じず、くにきゅるくにきゅるした、先ほどと同じ様な水沢うどんの食感。ほのかな粉の味と、不思議な後味が口の中に残ります。これが蜂蜜なのでしょうか?
こちらはマイミクさんの注文されたかまあげ。ゴフ、こちらも鉄鍋に入ったうどんが…みっちりです。
先ほどの「元祖田丸屋」のうどんを思い起こしますが…食べてみると、やっぱりしょっぱいー!何でこんなにしょっぱいのか…本当に不思議です。さらにうどんはグズグズしていてブチブチ切れてしまいます。あれあれ?
マイミクさんは、かまあげは口に含んだ瞬間に蜂蜜の香りがする!とおっしゃっていまして、最初私は気づかなかったのですが…。
時間が経って、釜湯がぬるくなってくるにつれて、うどんが段々不思議な味わいになって来るのを感じまして。試しに釜湯をすくって飲んでみると…ぐわっ!これが不味い!!塩と蜂蜜が混ざり合わさった味がします。うどんがこれを吸い込んで不思議な味わいになっていったのですね。な、納得。なんとも強烈な味でした。煮物二品はどちらも甘めでした。
もりだけでしたらそれ程致命的なダメージは受けなかったのですが…やはりここでも先の田丸屋同様、釜揚げで玉砕してしまいました。(マイミクさんご愁傷様です…)
いつの日か、美味しい釜揚げを水沢で食べられる日が来る事を夢見つつ、今回の水沢旅行はお開きとなったのでした。
マイミクさんどうもありがとうございました♪