日曜日は自転車を飛ばして、下赤塚の
「おぴっぴ」まで足を運んで参りました。おぴっぴは讃岐の赤ちゃん言葉でうどんを指す言葉です。
東武東上線下赤塚駅前の大きな通りを真っ直ぐ進んですぐ。歴史を感じさせる様な、それでいて何処か可笑しい様な不思議な外観のお店が見えて来ます。
新橋のうどん屋で修行された大将が開いたお店だそうで、すでに20年以上の歴史を誇るそうです。
店内は町食堂の様に古めかしいですが、中で働くおばちゃん達の愛想がとても素敵で、思わず和んでしまいます。下町の居心地が良いお店といった雰囲気。テーブル席とカウンターで定員20人程です。
開店直後に入店して先客は3人程だったのですが、10分もしない内に満席に。その数分後には行列が出来てしまいました。うひゃービックリ、人気店ですね。
「ぶらり途中下車の旅」や「アド街ック天国」などにも出演した事があるみたいです。
メニューは釜揚げうどん580円から。きつねやたぬき、天ぷらなど、昔からの親しみやすいメニューが並びます。カレーも人気の様ですね。全体的に値段は安め。ご飯ものとのセットメニューもあります。
今回は釜揚げうどんに天ぷらを付けていただきました。注文してから出て来るまで3~4分ほど。見込み茹でをしているみたいですね。
うどんは白くて太さマチマチのちゃんとした手打ちうどんです。やや固めで塩味も感じます。でもこれはどちらかと言えば釜湯の味なのかな。茹でが足りない訳ではなさそうです。
ダシは真っ黒で、醤油の強い甘めの味。あくまで何となくですけれども、蕎麦屋さんで出るうどんのダシがこういうタイプな感じがします。釜揚げには不思議とこのタイプのダシが合うんですよね~。
野菜天は揚げたてでした。玉葱…うん。甘くて美味しいです。ニンジン…おぉぉ、私ニンジン苦手なんですけれどもこれは甘くて美味しい。ちょっとビックリです。そして最後の一つは…イカでした。野菜天なのに(笑)。どれも食堂の天ぷらといった、素朴でホッとする印象の味でした。
地元で昔からやっている人気のうどん屋さんを、地で行くお店です。しかしその雰囲気の良さは、私の様な外から来た人間にも親しみを持たせる暖かみがありました。良いお店ですね~。