4月15日日曜日。三鷹の
「小町」にお邪魔して来ました。何でも、大将の奥様が、東村山「きくや」大将の息子さんの娘さんなのだそうで、そのうどんにはまった大将が修行して開いたお店、だそうで。何だかちょっとややこしいのですが、そういう感じなのだそうで。
昼は武蔵野うどん、夜は焼き鳥のお店となっています。
三鷹駅から徒歩5分、大通りに面した所にあるお店は、昔懐かしい定食屋の様な外観。中はお座敷テーブルカウンターと揃っていて、30人ほど入れそうです。午後1時位の入店で先客8人ほど。職人っぽい大将が黙々とうどんを茹で、奥様らしき方がにこやかに接客をされています。
お品書きには「ご参考までに」と薀蓄が書かれていました。水回しから切りまで一切機械を使わない純手打ちうどん、麺つゆは枕崎本節と屋久島さば節、肉汁の肉は国産最高級黒豚のバラ肉、天ぷらは衣から自家製だそうです。
メニューはズバリ、きくやの流れを継ぐつけうどんのみ。量は3玉600円~7玉800円まで書かれています。いずれにも野菜天か掻き揚げが付いていて選べます。トッピングとして、海苔や生卵がある様です。つけ汁はデフォルトが肉汁で、冷汁もあるそうです。
5玉700円を注文。きくや系のうどん屋さんは茹でおきが多いですが、ここはきちんと茹で立てを出してくれる様です。12分程して出て来たうどんは…ざるこそきくやの物っぽいですが、ふむふむ、ダシが木の器じゃないですね。
うどんは軽い褐色でやや平打ち。柔らかめに茹で上げてあります。香りはそれ程感じませんが、噛み締めると柔らかなうどんの旨み。おぉっ美味しいじゃありませんか。きくやよりも、個人的にはこちらの方が好きですね~。
ダシはそれ程特徴を感じませんでしたが、丁寧に作った印象。ばら肉が入っていますけれども、やや薄味でしょうか。 天ぷらは茄子やさつま芋など。揚げ立てです。ややモッタリとした田舎っぽい揚げ具合が逆に好印象。なんとも懐かしい味で美味しかったです。
きくやの系譜のお店ですが、そちらよりも全ての面で丁寧に作っている印象があり、好印象のお店でした。奥様の笑顔も良いですね。
三鷹は意外とうどん屋さんが多いのですが、その中でも間違いなく本格派、トップレベルのお店に思えました。頑張って欲しいです。