ここの所、金欠のためなかなかうどんも食べに行けていないのですが。
先日、もの凄く興味深いうどん屋さんを知り合いの日記で拝見しまして、いてもたってもいられずお邪魔して来ました。
最寄り駅は西武新宿線沼袋駅でしょうか。新青梅街道、江古田大勝軒向かいの道を入り、角で左を見ると不思議な看板が見えます。
その看板に向かって、左を見ると…
うおっ!こんな所に!住宅街を入った、非常に外からわかり辛い所にお店はありました。
お店の名前は
「丹愚」と書いてあります。なんでも、土日の昼2時間しか営業しないうどん屋さんなのだそうです。
完全に民家の佇まいなのですが、勝手口の扉が開いていて「お入り下さい」と書かれています。中に入るとそこは完全な民家。奥さんらしき方が、どうぞどうぞと部屋まで誘導して下さいました。
たどり着いたのはこんな綺麗なお部屋。小さく綺麗な和室には席が6つ。食器棚を挟んだ向かいには、キッチンと大将がいらっしゃいました。うわー。完全に民家です。居心地良いです。
メニューはせいろ650円から。せいろとしては少々高めですが、一番高い丹愚カレーうどんでも800円と、メニューの価格差がありません。
ウェルカムドリンクとして紫蘇ジュースをいただきました。甘過ぎずサッパリしていますね~。
今回は掻き揚げ天せいろ700円を注文。大きいテレビを見ながらのんびり待ちます。向こうから調理の丁寧な音が聞こえて来ます。
ゆっくり15分ほど待って、出て来ましたおうどんが。薬味はネギ、ゴマ、生姜、大根おろし。掻き揚げは大葉と海老、ホタテでしょうか。
うどんは純白で綺麗、太くて四角くツルツル、エッジがキリキリッと立っています。噛んでみると…おぉ、ギギギギッとした歯応え。非常に固いです。先ほど念入りにうどんを締めている音が聞こえていて、まさしくそのイメージ通りの固さですね。
ダシは鰹で丁寧に取られた甘めの濃い目。蕎麦屋のそれに近いですね。しかしこれだけの濃さにも関わらず、うどんに味が絡みません。んーんー。うどんがツルツルだからですかね。
掻き揚げはシャクシャク揚げ立てで美味しかったです。特にシメジの方の天ぷらがモチモチで絶品でした。
メニューに「手打ちうどん清兵衛」と書かれていたので、帰りにどれがお店の名前なのでしょう?と奥さんにお聞きしてみた所、丹愚がお店の名前で「清兵衛うどん」はブランド名、なのですとか。
土日、工房として出来るだけ美味しいうどんをお客さんに食べてもらおうと、お店を開いているのだそうです。東京では滅多に無い味わいの雰囲気を持つお店です。頑張って欲しいですね~。