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船本」で鳴門うどんを堪能した後、車は徳島市へと向かいました。
長い様で短かった、二日間に渡るうどんの旅も、いよいよ最後のお店です。目的地は徳島市の讃岐うどん店
「名麺堂」。
徳島でレコード屋を営むうどん好きのGUMBO氏が、趣味が嵩じて始めたうどん屋さんです。大将ご自身も驚異的なうどんマニアで、その経験がそのままうどんの味に表れているのだそうで。興味アリアリです。
お店は11号線沿いにあります。駐車場は6台あるのですがお昼時で一杯。空くのを待って車を入れました。
ガラス張りの店頭では、GUMBOさんがうどんを一心に打ち続けています。かと思いきや、こちらの姿を見かけると気さくに(こちらの)写真を撮ったり撮られたり。こちらのメンバーとは、ほとんどが顔見知りみたいですね。
そして店内はというと…ビックリ。壁を向くカウンターやテーブル席合わせて40人は入れそうな感じですが、行列がギッシリ。お昼時とはいえこの熱気は凄いです。
注文は東京でもおなじみのセルフ方式。うどんを注文して、いただいて、オプションを取って、最後にレジで清算。好きな所に座っていただきます。
値段は東京のセルフ店と大体変わらない様です。ただ、東京では滅多に無いものとして「あつあつ」「ひやあつ」「ひやひや」の看板が踊っています。おぉ、ここは冷たいかけダシがいただけるのですね!
それならば~とひやひやを注文。うは。黄金色をしたダシ、そしてうどんがとても美しいです。
うどんは中太で純白。やや捻れも見受けられます。食べてみますと…
うえええぇ!?柔らかいけれどもモッチリしていてなおかつ味もありますよ!何だこりゃ!
メチャメチャ美味しいじゃないですか。
東京のセルフチェーン店と同じ注文の仕方なので、そのイメージで丼に向かうと本気でえらい目に遭います。何故徳島にいるのかわからなくなる位、レベルの高い讃岐うどんです。
ダシがまたすごい。色こそ薄いですが、イリコの澄んだ味がふわ~んと広がります。うわー。橙家のダシとは傾向が違うのですが、ここもメチャメチャ美味しいです。バランスが取れた素晴らしいダシでした。
噂に聞いていた通り、大将のうどんにかける情熱がそのまま味に出ていて、素晴らしいお店でした。最後は大将も外に出て下さり少しお話出来まして、とにかく気さくで良い方だという事も判明。
いつか東京にもいらして(出店して)下さいませんかね~(笑)。こっそりと期待しております♪
これにて、今回の四国行きお店訪問が全て終了しました。
3年前にお邪魔して以来の3度目の讃岐行。この3年で、東京でも随分とレベルの高いうどんが食べられる様になりました。香川で修行を積んだ方のお店も増えています。
なので、今回は今までと比べて落ち着いた気持ちでうどん屋を回れると思っていたのですが…甘かったです。讃岐は凄かったです。そして徳島県の2軒も。その場でしか味わえない味をしみじみと、時にはむさぼる様に。堪能させていただきました。
今回のツアーでお会いした全ての方、そして読んで下さった全ての方に感謝致します。
どうもありがとうございました!