「
大井食堂」を出て次に連れて行っていただいたのは、少し離れた
「船本」。
こちらも鳴門うどんの有名店です。私は三年半前に引き続き二度目の訪問。こちらもお店の前に車がたくさんとめてありました。
前回もそうでしたが、今回も店内はお客さんで大賑わいでした。
ちょっと小奇麗になった気がします。名刺の様なお店紹介があったり、あとメニューも増えていました。大阪の釜たけさんとコラボしたもち天うどんや、鳴門では珍しい釜玉や冷や冷やぶっかけなどが加わっていました。
前回は普通のうどんをいただいたので、今回はちくわうどんを注文。
こちらのうどんは大井食堂のものとはまた違い、細くて表面つるつるしていてひたすら柔らかくぷにぷにぷよぷよとしています。噛まずにいただけます。
ただ…前回いただいた時は本当にうどんが甘かったのですが、今回はそれが心持ち感じられなくなった印象がありました。時間が悪かったのでしょうか。ダシも竹輪の臭みといいますか、苦味っぽいものが出てしまい、おや?と思ってしまいました。
うーん、少し残念ですorz
S級指定店「
彦江」を突破しました一行。
道中でもかさん、CHOBIさんと合流し、勢いそのままに車は
徳島県へと雪崩れ込みます。
実は、次の目的地は讃岐うどんのお店ではありません。徳島は鳴門市に点在するご当地うどん
「鳴門うどん」が目的です。
鳴門は讃岐の隣にありながらも、全く讃岐とは違ううどん文化を持った地域なのだそうです。
特徴としては、かけで味わうのが基本。うどんは短くコシがなくブチブチ切れる。ダシは昆布+節系で、きざみとネギが乗っているのが特徴だとか。まだ見ぬ未知のうどん文化に、メチャメチャ期待が膨らみます。
今回MOONさんのエスコートでお邪魔したお店は
「船本」。鳴門うどんの有名店だそうです。なんでも噂では、一度閉店して改装し、また復活したのだとか。
木で出来た新しめの店内。大きなテーブルで相席のみ。20人程は入れそうでしょうか?
入った時はお客は私達一行だけでしたが、次の瞬間あっという間に満席になってしまいました。うは。すごいすごい。地元に愛される人気店ですね。
メニューは…うどんは「うどん350円」としか書いてありません^^;どうやら、かけうどん一品だけの様です。他には「めし150円」など並んでいます。
注文したら、サッと出て来ました。おぉぉー。これが鳴門うどんなのですね。ダシのいい香りが漂います。
うどんは話に聞いた通りの、ペラペラとしていてきしめんの幅を手打ちで不揃いにした様。長さは短め。ペラペラ過ぎてぶちぶち切れます。しかし…これが
甘いんです。ホッとすると言いますか、コシは無いのですけれども、素直に正直に小麦粉の旨味を引き出した、美味しいうどんなのです。いかにも胃に優しい感じ。
ダシは昆布と、ちょっと酸味のある、鰹…宗田節でしょうか?濃い目でじんわりと胃に染みます。乗っているきざみもこのじんわり感を増幅させてくれます。
大阪うどんはスープと言いますけれども、鳴門うどんはそれを更にスープに特化させた様な印象でした。うどんは美味しい具材として、ペラペラにコシも無くして、さらにダシに馴染む様にしたかの様な感じなのです。
いや、本当に美味しかったです。あまりの完成度にビックリしました。
これは是非東京でも味わってみたいうどんですね。鳴門うどんも東京に進出して来ませんかね~。