この日、「エン座」の大将とご家族が「琴ひら」にいらっしゃるとのお話をマイミクさんから聞きつけ、会社帰りに乗り込んで来ました。
お店に着いた時、大将とご家族はすでに〆に入っていたので、軽くお話をしてお別れ。後はマイミクさんと近況など話しつつ飲んでいました。
この日の〆に頼んだのは冷やしたぬき690円。
うどんは柔らかめで細め。伸びるちゅるちゅるうどんで大好きなタイプだったのですが…ダシがメチャ甘い!うどんの味も全て覆い隠す甘さです。ここは粉が香るうどんを出してくれるお店なのに、とても勿体無い…。うーん。こちらではざるの方が好みです。
ちなみに、量の多さは冷やしたぬきでも健在でした。とてつもない盛り。箸が丼に入ってしまいます^^;
亀有にある
「琴ひら」は、美味しくて量が多い事で有名な、夜のみ営業の、昔ながらの手打ちうどん屋さん。
先日、そんな量のうどんに撃沈しましたライターのおがさんとその娘様が、私らだけこんな苦しみを味わうなんて許せない!みんな死んでしまえ!ダーイ!デストローイ!と鉄分錠剤を齧りつつ、逆ギレしながら暴飲暴食オフの開催をこの度高らかに宣言されましたので、諸手を挙げながら死地に赴いて参りました。うわーい楽しみです!(マゾ?)
お店はJR亀有駅北口を出て左、ガード下沿いに真っ直ぐ歩くと見えて来ます。本当に昔ながらの食堂、といった店内はテーブル席、お座敷で25人位は入れそうでしょうか。
皆様集まった所で、早速ビールで乾杯~。
おがさん曰く、お店の方が一人で料理されているので、あらかじめ準備出来る湯豆腐を用意して下さっているとか。一品目なのでそれは軽めで良いですね~とか思っていると、
…
…湯豆腐?^^;
何だか明らかに箸との対比がおかしいんですけれども。
思わず聞き返してしまいましたが、間違いなく湯豆腐だそうです。えー。でもしかしこれ一品で〆られる量ですよ?一人前900円で、これで二人前ですか?うはー。
あ。味はダシが良い香りで美味しかったです。
二品目は唐揚げ。
鍋…もとい湯豆腐の箸休めと皆が箸を伸ばします。何だか不思議な光景。味は本当に昔ながらの素朴なお味。レモンも良い感じ。マヨネーズが欲しくなります。
いきなり腹一杯になりそうだったので、ここで無理言って先にざるうどんを出していただきました。
思ったよりも多く無いかな?と最初思ったのですが、ざるの上にみっちりと盛られていて、密度がすごかったです。手打ち、やや細めで白くピカピカした綺麗なうどん。
食べてみると固さ、コシ、柔らかさが同居している様な不思議な食感。素朴な様な、でも洗練されている様な。伸びもちょっとあって面白いうどんですね~。
粉は金魚だそうです。後で伸ばす前の生地を見せていただいたのですが、粉特有の黄色味が強く出ていました。それが茹でるとこんな色になるんですね。
ダシは鰹が感じられてちょっと甘めなのですが、うどんと一緒に食べるとあまり味を感じなかった様な…?馴染まない印象がありました。
続いて出て来ましたのは味噌田楽。甘い味噌味がコンニャクに良く合いました。
そうこうしている内に遅れて来た方も合流されて、場は一気にヒートアップ。いよいよ〆のうどんに突入です。
こちらは寿庵さんの注文された「ホームラン」。ど、丼がデカ過ぎるぅ!先ほどの鍋、じゃない、湯豆腐と比較しても遜色無い大きさ。普通のお店だと特盛クラスですねぇ^^;それに天ぷらがてんこ盛りになって付いて来ます。
前回こちらで2杯食べられたという寿庵さんも、天ぷらに負けたか湯豆腐の量(!?)が響いたか、今回はこの一杯で撃沈。
これは私がついつい勢いで頼んでしまった釜揚げうどん。多少上げ底になっていたのでちょっと安心したのですが、それも一瞬だけ。
やはり密度が凄過ぎるうぅぅ!器の中で
箸が立ちますよ!それも垂直に!
一口目を食べた瞬間敗北を覚悟した程です。何とか食べ切りましたけれども。味は良かったです。つけダシは冷たいのよりも、温かい方が全然好きでしたね~。
こちらは、何故か私が同席の方と話をしている内に
私の分として注文されてしまったカレーうどん。見た瞬間血の気が引きました。
思わず
泣いて命乞いをした所、他の方が引き受けて下さいました。うぅ、すみません。
いえ、美味しそうでしたし、お腹に余裕さえあればいただきたかったんですけれども、もう流石に手が出せませんでしたね…。
最後は大将と談笑したりしつつ、亀有駅前で両さんの銅像と記念写真を撮ったりもして解散。すっかり一同、琴ひらの圧倒的な物量と美味しさにやられてしまいました。いやー、本当に良いお店でした~。