銀座の
「佐藤養助」に行って来ました。銀座駅を出て数寄屋橋交差点を数寄屋通りに入り、モザイク銀座阪急の脇を抜け、真っ直ぐ進むと見えて来ます。
秋田県は稲庭うどんの始祖、佐藤(稲庭)吉左エ門の技を受け継いだ「佐藤養助」東京唯一の直営飲食店です(2007年2月現在)。2006年12月にオープンしたばかりなのですとか。
割烹の様な外観ですが、中はまるでスナックの様な不思議な空間。落ち着いていてゴージャスとでも言うのでしょうか。やましい事は何も無いのですが、夜に来たらちょっと照れてしまいそうです^^;
店内はテーブル席のみで80席。13時入店でほぼ満席。若いカップルも熟年のご夫婦もいらしていて、とても幅広い客層です。
ランチメニューは1,000円から。醤油つゆやゴマつゆのせいろ、ぶっかけ、梅おぼろ、雪見うどんなど。変わったものではレッドカレーつけ麺や比内地鶏つけ麺などがあります。おぉぉぉ、ちょっと面白そうですね。大盛りは150円増しです。
今回は二味せいろ1,100円を注文。醤油つゆとごま味噌つゆの二種類のダシが楽しめるメニューです。先客が多かったですが、10分ほどして出て来ました。ランチメニューは鶏めしが付いてきます。
うどんはまさしく稲庭うどん。細くてやや平べったくツルツルッとした喉越し。乾麺なので極論してしまえば何処でも食べられるのですが、この味はとても好きです。
ダシは醤油つゆは鰹や節を感じる丁寧なダシ。このダシ好きなんですよー。ちょっと根津の「
釜竹」を思い出させます。ごま味噌つゆはすりゴマがたっぷり入っていて旨味が濃厚。どちらもとても美味しいです。
ただ、醤油つゆの器から妙な臭みを感じました。これはダシなのでしょうか…?どちらかというと、器を拭いた布巾が古いとか、そういう匂いに思えます。それが残念でした。
銀座で稲庭うどんを食べると考えれば、ブランドですし値段的にも妥当でしょうか。良いお店だと思います。
近くには「
寛文五年堂」もありますし、まだ未訪ですが「日比谷いなにわ」もそれ程遠くありません。稲庭うどんの良店が銀座に集中して来ていますね。面白いです。