JR秋葉原駅に隣接し、長い間ここを訪れる人の憩いの場となっていたアキハバラデパート。それが今年12月31日をもって閉館するとの話を聞き、急遽行って来ました。ここには讃岐うどん「古市庵」のイートインがあるのです。

　駅前は、以前「山本屋総本家」に行くために立ち寄った時よりも更に綺麗になっていました。時代の流れを感じさせますね。　アキハバラデパートの一階はイートインコーナーになっていて、洋食やカレー屋、何故か地方のお土産など色んなお店が雑然と入っています。その一角に古市庵もあります。イートインなので10人ほどの小さいカウンター席のみ。お昼時着席で先客は3人ほど。人の回転がとても早いです。
　メニューはざる350円を始めとして、全体的に立ち食いの相場です。


　今回のお目当ては愛称が名前になっている、その名も「アキバうどん」400円。料金は品物と引き換えです。温め直しでサクッと出て来たうどんの上にはお揚げ、ワカメ、鰹節、ちくわ天。
　
　うどんは平打ち気味のねじれ有り太さ不揃いのうどん。モチモチしていて美味しいです。ダシは昆布を煮詰めた様な風味で、関東風と関西風を混ぜた様な印象でした。
　具はちくわ天が固くてもっさりしていたものの、この値段帯では充分美味しかったです。
　
　味としては間違いなくB級なのですが、秋葉原の歴史を支えて来たお店としてとても感慨深い気持ちになりました。初めて秋葉原に来た時の気持ちを思い出してしまいましたね～。