前回の「小平糧うどん店」を出て、今度は青梅街道を西へ。真っ直ぐ進むと、大きなタヌキの置物と水車が目印の「指田屋」が見えて来ます。

　グリーンロード沿いにも「指田屋」がありますが、そちらは妹さんのお店だそうです。兄弟店、もしくは姉妹店という事になるのでしょうか。　玄関で靴を脱いであがると、外観に比べると小じんまりとした店内が目の前にありました。テーブルと一人用の大テーブル合わせてキャパは20人程でしょうか。大テーブルは少し狭めです。13時入店で7割程の入り。

　メニューはもりうどんを始めとして、小平名物と書かれた糧うどん、ざる、釜揚げ、たぬき、きつねなど基本的なものがずらっと並びます。姉妹店に比べるとメニューが豊富ですね。値段も560円からと安めです。


　今回はもりうどん560円に肉汁180円を追加。一瞬で出て来ました。糧うどんではないのに、ネギと一緒にさやいんげんとワカメが付いてきました。それもたっぷりと。これは嬉しいサービスですね。

　白くて中太、ぐりぐりっとしたうどんはかなり良い盛りっぷり。食べるとふんわりと粉の風味も楽しめます。姉妹店の平打ちでちょっと讃岐っぽさも感じさせるくにくにっとしたうどんとは違い、柔らかめながら腰も感じられ、脆さもありながら伸びもあるという非常に面白いタイプのうどんです。

　肉汁は別料金は伊達じゃないとばかりにバラ肉がこれでもかっと入っています。ちょっとアクっぽいのが見えるのが気になりますが、飲めば甘辛で鰹風味もややあり、肉の脂も乗っていてとても濃厚。美味しく楽しめるダシでした。

　姉妹店も美味しいお店でしたが、こちらもまたお薦めの美味しい良いお店です。こちらの方が素朴で家庭の味っぽいですかね～。地粉を使った、家庭的なうどんが手軽に楽しめました。