突如、朝目が覚めたら新規開拓がしたくなって、渋谷の「澤乃井」に行って来ました。宮崎うどんの有名店、巨人キャンプで長嶋さんも食べに来た事で有名な「重乃井」で、修行を積んだ大将が開いたお店です。
　お店は渋谷の東口を出て、宮益坂を上りきった所にあります。こどもの城の手前です。

　昭和56年創業、当時はきっと新しかったんだろうな～と思わせる店内は縦に長く、カウンターとテーブル、小さなお座敷があり、40人以上は入れそうです。壁一面に貼られた色紙の色褪せ方に歴史が感じられます。午後2時過ぎ入店、店内は半分埋まっていました。

　メニューは釜揚げうどん650円から。ざる、きつね、たぬき、月見などスタンダードなメニューが並びます。大盛りは100円増しです。お客様のご注文でお一人ずつ茹で上げるので、少々お時間をいただきますとの但し書きがされています。嬉しいですね。


　14時過ぎから、釜揚げかもりうどんにミニ天丼がつくセットを提供しているそうなので、今回はそれを注文。一息ついておしぼりで手を拭いていると、あっという間に出て来ました。
　ありゃりゃ、きっと昼ですから見込み茹でをしているのでしょうね。

　四角い器に入ったうどんは、ちょっと細めで四角く、ゆるゆるゆる～としていて、しかしモニモニする、やさしい食感。宮崎の釜揚げうどんは他にも何軒かいただいているのですが、何処も太さといい食感といい同じ様な印象を受けます。

　ダシは最初から細かい天かすの入ったもの。この天かす好きなんですよねー。啜ってみるとしょっぱみが強く、旨みもあるのですが…「後楽」や「日向亭」と比べても、最も舌が痺れました。うはー。この痺れ具合はちょっと過去に類を見ないです。茹で湯でダシを薄めてもまだ舌にビリビリ来る程です。
　天丼の上に乗っているのは…イカかと思ったらなんと海老でした。量は少なく、小さめながらもぷりぷりっとした食感と甘辛い味付けがご飯を良く進ませてくれました。

　渋谷で食べるにはリーズナブルで良いお店だと思います。宮崎の有名店の味が東京でいただけるのは喜ばしい事です。