この日、長瀞の宝登山で蝋梅を見た帰り道に「ゴーシュ」に寄ってみました。11時開店だったと思うのですが、10時50分頃にすでに店先でチラシを配っていたので入店。
3年半ぶりの訪問ですが、店内の雰囲気はそのまま。最初にお邪魔した時は女将さんがピリピリしていた印象があるのですが、今回は声のトーンも親切で、落ち着かれていました。
外は雪が残る寒さだったので、今回はあつあつ小を注文。少し値上げしたみたいで、前回の380円から450円になっていました。
相変わらず噛み出しが柔らかく、すぐに固コシの顎にがちんと来るうどん。前回のひやひやも強烈でしたがあつあつでも負けていません。粉の風味は感じられ、味もありますが、甘みとはちょっと違う感じです。
ダシはイリコを感じる薄味は変わりませんが、不思議と味と香りがバラバラな印象を受けました。
奥さんは釜玉を注文。こちらも固めですが釜抜きの分食べやすくて、うどんと玉子、だし醤油が良く絡んで美味しいです。
個人的に、ゴーシュでいただいた中では、これが一番美味しいなーと思いました。
先日2ちゃんねるで、寄居の「
イーハトーボ」の姉妹店が長瀞に出来たとの書き込みを発見しました。
しかし細かい場所や営業時間が探しても見つからなかったので、駄目元でmixiの方で情報を求めてみると、色々な方から情報をいただけた上に、知り合いのsakuさんから、週末行くけど良かったらどう?と声をかけて下さいました。
これに乗らない話はありません。二つ返事でOKし、週末行って参りました。皆様どうもありがとうございますー。
秩父鉄道の長瀞駅から宝登山神社へ向かって真っ直ぐ進むと、坂の途中にお店が見えました。
今年の7月にオープンしたばかりだそうです。こじんまりと建てられた小屋の様な建物で、見た目も綺麗な概観。中に入ると、店主でしょうか。おばちゃんが元気良く声をかけて下さいました。
席に座ろうとすると、セルフなので先にお会計して下さいとのこと。注文して番号札をもらい、席に座ります。カウンターとお座敷席で、20人位は入れそうです。13時頃入店で7割程、店内は埋まっていました。
メニューは香川の宮武ファミリー「
やまうち」で修行をした「イーハトーボ」の姉妹店(ややこしいですね)らしく、あつあつ、ひやあつ、ひやひやのかけうどん小380円から、生醤油、釜玉と並びます。
うどんが出るまでの間、ぼーっと待ち続けます。このお店、回転を良くするために使われるセルフ形式にもかかわらず、茹で立てを出してくれる様です。それはお店の方針ですし茹で立ては嬉しいので全然良いのですが、それを説明するのに必死なおかみさんのために、店内がピリピリしているのが気になりました。うーん。一生懸命なのはわかるんですけれどもね。
15分程待って、注文したひやひやが出て来ました。おー。とても綺麗ですね。
うどんは手打ちで太さ不揃い、角が少し崩れています。噛んでみると、最初こそ柔らかいもののすぐにゴチンとした歯ごたえ。おー。イーハトーボと似て固いですが、こちらの方が少し弾力がありますね。でもやっぱり固いです。粉の風味がふんわりと感じられます。
ダシは綺麗な透明で、ほんわかとしたイリコの香り。飲むとイリコの風味を薄く感じた後に、甘みが残りました。全体的に薄味です。また妙にうどんの表面がツルツルしていて、ダシが絡まない印象がありました。
良い所も幾分見受けられるのですが、純手打ちの本格讃岐、イーハトーボの姉妹店と、店の外でも中でも看板でも掛け声でも声高々に宣伝している所に、型にとらわれた印象を覚えました。
周りの雰囲気は良いですし、まだ始まったばかりなので、これからお店として余裕が出て来て、良い意味で丸くなって来れば良いなぁと思います。