西武新宿線沿線にある吉田うどんのお店
「羽だ」にお邪魔して来ました。田無駅を降りて西友の脇を抜けて真っ直ぐ行くと見えて来ます。
このお店はAllAboutJapan「
うどん」の蓮見さんの記事を見て知りました。西武新宿線側のお店もちょこちょこ見てはいたのですが、田無にこの様なお店があるとは本当にびっくりです。
山梨県は富士吉田に広がる郷土料理、富士吉田うどん。固い、粉っぽい、顎が疲れるの三拍子に加えて、旨みも感じられるのがうどんの特徴です。
うどん屋さんというよりも、まるで小さい居酒屋といった趣のお店はカウンターと小さい小上がり席が合わせて10席ほど。大将が一人でお店を切り盛りされていました。12時半頃の入店で先客は無し。
メニューは「吉田風かけうどん」「吉田風もりうどん」450円を始めとして、どれも値段設定が安く抑えられています。カレーうどんも680円、天ぷらうどんでも700円と驚きの安さ。お昼のランチメニューはかけ、もり、もりそばのどれかに小天丼、小カレー丼、おにぎりのどれかをつけて600円です。
今回は吉田風かけうどん450円を注文。写真を撮っていたら大将が、お客さんもインターネットで調べて来たの?と声をかけて来ました。はい。富士吉田うどんが食べられると聞いて来ましたーと答えた所、えへへへ~と顔をクシャクシャにして笑ってくださいました。
4分ほどで出て来たうどんは、吉田うどんらしく上にキャベツ、油揚げ、人参が乗っています。
うどんはやや太目で、噛んでみると…あれ、柔らかい?芯が少し覗いているのですが、不思議な柔らかさがあります。もきもきっとした歯ごたえ。うどんの味は感じられます。んんんん?もしかして茹で置きだったのでしょうか。
ダシは醤油ベース。これもまた不思議な味わい。煮干の関東風でしょうか。やや薄味で面白い香りがしました。
東京では「
縁うどん」や「うどんずらに」などの吉田うどんのお店がありましたが、いずれも定着出来ませんでした。「
ゆやま」が8月25日をもって閉店してしまったため、数少ない東京の吉田うどんの砦と言えるかもしれません。頑張って欲しいです。