今日は巣鴨で待ち合わせをしていたので、余った時間を使って久しぶりに「元喜」にお邪魔して来ました。

　2005年にオープンした讃岐うどんのお店で、訪問は開店数ヶ月の時に一度お邪魔して以来になります。あれから色々なメディアに取り上げられて、あれよあれよと人気店になってしまいました。行列の日も多いみたいですね。

　それを裏付けるかの様に、閉店間際の入店というのに店内はほぼ満席。カウンターに1席だけ空いていたので、運良くその席に滑り込む事が出来ました。


　前回いただいたかしわ天ぶっかけ美味しかったなぁ…と思い出し、今回は野菜天ぶっかけを注文。前のお客さんの分も含めて、20分位して出て来ました。

　うどんは以前より心なし太くなった気がします。感じられるのはしんなりした塩味、噛み応えはもっちりもっちり。相変わらず芸術的に綺麗な盛り方で、見てるだけでも楽しいです。

　ダシは少しまろやかになりましたでしょうか。ダシとうどんだけだと、すこーしだけうどんに絡まない印象があるのですが、大根おろしやネギ、生姜に胡麻の風味がそれを補い、とてもバランスの良い世界観をお皿の上に作り出しておりました。
　野菜天はさつまいもや人参、ナスなど。どれも揚げたてで美味しかったです。

　前回よりも洗練されて、随分と完成度が上がったなーと感じさせる一杯でした。次はかけうどんのダシをいただいてみたいですねー。肉うどんとか、メチャメチャ気になっております。

　千石駅の近くに讃岐うどんのお店が出来たとの寿庵さんの情報を元に、「讃岐饂飩 元喜」に足を運びました。2005年12月オープンの新規店だそうです。

　最寄は都営三田線千石駅ですが、地図を良く見たらJR巣鴨駅からでも行けそうだったので、今回はそのルートを選択。巣鴨駅南口を出て、目の前の大きい白山通りを南へ。千石一交差点を右に。しばらく行くと、うどんの幟が見えて来ます。

　お店の前には3台分ほどの駐車場もあり満車。店内は厨房を囲む様に配置されたカウンターとテーブルが合わせて20席ほど。とても綺麗な店内です。厨房の奥では大将らしき人がうどんを製麺機で次から次へと切っています。中央にはセルフでおでんも置いてあります。12時過ぎで先客8人ほど。

　メニューは、基本のかけうどん、ぶっかけうどん、釜揚げうどんに天ぷらや肉を掛け合わせた讃岐っぽい品が並びます。大盛りは1.5玉で150円増し、小盛は50円引き。後から来たお客さんがもりうどんは無いのかと聞かれていたのですが、もりは現在の所無い様です。夏から始めるとか。

　今回は新メニューと壁に貼られていた、かしわ天ぶっかけ（冷）750円を注文。大将がうどんを切り、茹で上がったうどんの水を切り、お兄さんとお姉さんが接客、おばあちゃんが揚げ物と分担が決まっている様です。
　お姉さんがあと3分です～とこまめに状況を伝えに来てくれつつ、お茶を取替えてくれます。


　大将が気合を入れてうどんを盛り付け。お兄さんが具材を並べて10分ほどして出て来たうどんは、おぉー。とても綺麗です。
　うどんは中太で純白。もっちりとしたコシがあり、縦にも横にも伸びる個人的にとても好きなタイプ。美味しいですね～。

　ダシは濃い目で、甘っ！辛っ！といった印象。飲んでも飲んでも素材がわかりませんでした。あまり飲んだ事の無い印象的なダシです。美味しかったのですが、これだけ濃い味にも関わらず、食べ始めの時、うどんにダシが絡まない印象がありました。多分うどんの冷たさのせいですねこれ。うどんの温度がちょうど良くなってくると、ダシとの一体感を楽しむことが出来る様になりました。

　かしわ天はコロコロと小さめのものが5、6個乗っています。食べてみるとジューッと舌の上で溶ける様な感覚。おぉ、これはメチャメチャ美味しい揚げ具合じゃありませんか！下味がついてない様なので、ぶっかけダシをかけつついただきました。

　接客、味ともにとても良いお店でとても印象に残りました。まだまだこれから進化しそうな期待感も抱かせてくれる味で、再訪した時にどの様な味になっているのか。とても楽しみです。