6月15日、TBS系列で「天下堂々!さぬきうどんの野望」という番組が放送されました。中身は香川県のうどん屋紹介と、東京に新しいうどん屋を作るドキュメントが平行した内容。その東京の新しいうどん屋というのが、ここ
「つるる」でした。
正直、讃岐うどんの番組で紹介される店としてはかなりの違和感がある店だったのですが、それでも食べに行くだけの興味を沸かすには充分の内容でした。外はちらほら雨が降っていましたが、傘を差してお店に足を運んでみる事にしました。
都営新宿線の神保町駅で降りて、数分歩くと店が見えてきました。
お洒落な店内には先客が数名。開店から時間が経って客足も大分落ち着いた様です。
ここでは全てのうどんを
「つるる」と呼んでいます。売りのメニューは「麻布長江」オーナーシェフ長坂松夫氏や、「分とく山」総料理長の野崎洋光氏が提供した創作つるる。そして、香川で人気の店「讃岐家」提供のなめこおろしつるる。
最初は前回の香川行きの時に「讃岐家」に行かなかったので、是非ともここでなめこおろしつるるを…と思っていたのですが、やはりそれは讃岐家で食べよう。と思い止まり、今回は野崎洋光氏提供の
ふんわりたまごつるるを注文。
意外と早くうどんが出て来ました。熱々のうどんにふんわりした炒り卵が乗っています。卵の上には濃い目のダシがかかっている様です。
うどんは柔らかめでコシが弱く、茹で置きかと思ったのですが
何か微妙で判断出来ず。「つるる」だけに最初からこういううどんにしているのかもしれません。熱が入って生より味の強くなった卵との相性は抜群で、ズルズル喉を通ります。
「さぬきうどんの野望」の中で野崎洋光氏はこれを「釜玉」と呼んでいましたが、これは確かに釜玉の持ち味を活かした一種の方向性かもしれません。
しかし味はともかく、
余りにも量が少ないのは悲しかったです。腹六分位でしょうか。
7月からおにぎりとさつまあげのついたセットメニューも始まった様ですが、やはりそれよりも基本のうどんをたくさん食べられる方向に何とかして欲しい、と思います。