前回の「
田舎っぺ」2キロ挑戦の後、お仕事を控えた胃の酸さんとはお別れ。鴻巣から2駅戻った桶川駅へ。
「子亀」へ向かいました。
埼玉県加須市に広がる名物加須うどん。以前「TVチャンピオンうどん職人選手権」に加須うどん代表として出ていたお店が「子亀」です。桶川のこのお店は、TVチャンピオンに出ていた三代目が経営しています。二代目の頃には天皇陛下も食べに来られたとか。駅西口を出て、市役所通りを北に向かうと見えて来ます。
あまり人通りの少ない辺りにぽつんと建ったお店。風情は普通に街のお蕎麦屋さんといった感じで、特に特徴はありません。お座敷とテーブルで20席程でしょうか。14時過ぎ入店で先客無し。
メニューは、冷たい胡麻汁にうどんをつけて食べる、このお店発祥の冷汁うどんを中心に、後はもり、かけ、ざる、力うどんなど、一般的な関東の蕎麦屋さんで食べられるメニューが並んでいます。お値段は、もり、かけ440円からと安いです。
今回はもちろん名物の冷汁うどん540円を注文。15分程して出て来たうどんは…おぉ、ひんやりつるつるとしていて、とても麺線が綺麗じゃありませんか。
啜ってみるとくにゅくにゅもちもち。グミグミッとしたコシが口内を刺激します。うおおお。これは「
蛎殻亭」のうどんにそっくりではないですか。蛎殻亭は確か神戸の冠があったと思うのですが、まさか桶川で似たうどんを味わう事になろうとは。美味しいです。
ダシは胡麻ダシ。飲んでみると胡麻に混じって味噌の味と…んん?妙に甘い、酒の様な香りがします。この甘さが私にはちょっと苦手でした。うどんの上に乗っているのはキュウリ。意外な感じでしたが、うどんと良く合ってました。
お付き合い頂いたおが母娘様は、先ほどの田舎っぺの量が響いて途中でダウン。うわー。お付き合いさせてしまいましてどうも済みません。
入ってみるまではちょっと疑問符が頭に浮かんでいたのですが、面白いうどんを頂くことが出来ました。他のお店でもこの様なうどんが頂けたら…と思うと、少し加須に興味が湧いて来ました。