続いて車は西武遊園地の方へ向かいます。細い道を曲がって曲がって、ここは何処なんだ…?と尋ねたくなる様な所にうどん屋の看板がポツリ。
2軒目は
「宅部うどん」。場所はとりあえず、高架下にあるなーという事しかわかりません…。一体きりあさんは何処からこういう店を見つけて来るのでしょう。
一台しか止まれない駐車スペースが幸い空いていたので、そこに車を止めます。年季の入った古そうな外観の脇には、どこか懐かしい香りのする赤ポストが
何故か2個。お店の回りも外観ものほほーんとした雰囲気で、何処かしら香川のうどん屋さんを思い起こさせます。
店内も木の作りで、古いポスターがバンバン貼られていて怪しい雰囲気満載です。その中で、厨房のおばちゃんは白衣に給食で使う様な帽子を被っていて、これまた妙な雰囲気を味合わせてくれます。
11時半頃の入店で、先客は2人だった様な気がします(うろ覚え)。でもこのお店は玉売りが中心だそうで、西武線の駅員も良く来るのだとか。売り切れ御免で昼にはお店を閉めてしまうそうなので、人気があるのでしょうね。
うどんはかけと肉汁のみで、1玉から注文出来ます。大食いの人でも楽しめるシステムですね。1玉は茶碗1杯くらいの量です。
のんびりのんびりと時間が流れていく中、うどんが出て来ました。こちらも天ぷらがデフォルトで付いて来ます。それも人参と玉葱の2種類。素朴な味付けで美味しくて普通に来るには嬉しい限りですが、今回は連食必至なので結構複雑です(笑)。
うどんはやや褐色、太めで四角のもの。ぐんぐんとしたコシが感じられてなかなかです。ダシは玉葱が入っていて肉の脂も出ていてかなり甘めでした。脂のせいなのかちょっとベタッとしますけれども、それがうどんには良く合っていました。
何だか讃岐を思わせる不思議なお店です。それなのにうどんは純粋な武蔵野うどん。この地には確実に昔からのうどんが根付いているという事でしょうか。面白いお店でした。