所用で金町を訪れたので、ついでに四国大名でうどんをいただいて行く事にしました。いやー、約2年半ぶりの訪問です。随分前に改装したそうで、お店の外観がとても綺麗になっていました。12時入店で9割方客席は埋まっていました。


　今回は一番安いもりうどん180円を注文。すぐ出て来たうどんはやや太めで四角、ねじれがあり、茹で置きでむにむにした食感。見た目からは信じられない位の甘味、そしてかすかな風味が感じられます。よっぽど作り方がお上手なのだと思います。

　ダシは醤油風味ですが嫌味はありませんでした。うーん。この飾らない空気でこのお味。B級といえばB級なのですが、そういうものを超越した魅力があります。脱帽としか言いようがありません。

　のほほんと電車を乗り継いで、常磐線の金町までうどんを食べに行きました。一軒目は「四国大名」。安いけど本格的なうどんが食べられるという噂を聞いてやって来ました。

　金町駅を出てすぐの商店街を入った所にある小さなお店です。麺打ち台が店頭に置いてあります。　ガラス張りの店内はざっかけなく小さくて、カウンターで１０人ちょいしか入れなさそうです。入った時点で満席でした。
　厨房内では若い兄ちゃんが２人で調理していました。奥にもう一人店員がいる様です。壁に貼られているメニューは、かけうどん１８０円。天ぷらうどん２８０円。カレーうどん４００円…。立ち食い以下じゃないですか。これは確かに安すぎです。良くこの値段でやれるもんだなぁと、感心せずにはいられません。


　鴨つけうどんを注文。５分程して出て来たうどんは…お、綺麗ですよ。鴨汁も脂がたっぷり浮いています。
　やや太めで白い、手打ちとわかるねじれたうどん。噛んだ時の第一印象は「これで何で４００円？」でした。おっと思わせる押し戻しを与えて来ます。クニュクニュして気持ちの良いコシで香りもなかなかです。ダシは鴨肉がゴツゴツに入っています。鴨の香りは弱いものの脂がたっぷり浮いていて、これが甘めのダシに溶け、うどんと感動的に良く合いました。

　ご馳走的に美味い！というものではありませんが、毎日食べられるうどんというのはこういうものを指すんですよね。気軽に入れるけど本格的なうどん。お薦めのお店です。