去年の秋に引き続き、今年も会社の用事で大宮にやって来ました。
去年は会社の用事の後に、ここの近くにある「
藤店うどん」へ行ったのですが、今回はもうちょっと足を伸ばして、北上尾にある
「田舎っぺ」に向かう事にしました。武蔵野うどんの有名なお店です。
このホームページの開設当初から宿題にしていた所です。本店は熊谷にあり、また支店では鴻巣店の評判が高い様なのですが、今回は大宮からほど近い、という理由で北上尾店へ。高崎線の北上尾駅から旧中山道を右へ。ずーっと歩きつづけると見えて来ます。
昼だけ営業のお店です。店頭では、年配のおっちゃんがひっきりなしにうどんを打っています。30人程座れるざっかけない店内。14時過ぎという中途半端な時間にも関わらず7割ほど席が埋まっていました。
カウンターの一角に座ると、その向こうには大きな釜が2つ。雰囲気といい調理している姿といい、そこはかとなく「
うちたて家」を思い起こします。
メニューにお薦めと書いてあった、きのこ汁うどん大盛を注文。蕎麦で良く見る様なセイロに、おっちゃんが器用に、すごい量のうどんを盛っているのが見えます。15分程して出て来ました。
ダシは濃い目の関東風。やや辛まろやかな味のダシに、すごい量のキノコが入っていて美味しいです。うどんは手打ちで幅不揃いの平打ち。なんとなく、弾力のあるきしめんを思わせます。幅が違うので所々コシにムラがあって、それがまた楽しいです。
食べる前はものすごい量にちょっと不安がよぎったのですが、あっという間にズルズル食べてしまいました。意外に軽い食べ心地。しかしもちろん量はあるので、ずっしりした満足感を得られます。
洗練されている様な、しかしどことなく隙を残している様な。不思議な美味しいうどんでした。この不思議さも田舎っぺの魅力なのでしょう。きっと。
こういう店がもし自宅の近くにあったら、きっと食事に困らないでしょうねぇ。