前回「でら打ち」に行って、有明で用事を終えたその帰り。「東京麺通団」で晩飯でも食べて行くかと新宿に寄ったのですが、その時ふと、麺通団の裏にうどん屋があるという噂を思い出しました。

　試しに見てみようかと、麺通団の裏の通りに回ってみると…おぉ。本当にあるじゃないですか。しかも店名が「博多名代いでちゃんうどん」。博多うどんのお店です。　外からも見える店内は、白と黒と赤を基調としていてとても綺麗です。しかし奥に厨房があるので、ちょっと社員食堂の趣きを感じさせます。テーブルもカウンターもあって５０人程は入れそうです。１８時入店で先客は３人程。都内に工房が出来たので、値下げをしてかけ２８０円になりました！との文字が店頭に躍っています。

　空いている席に座り、しばらくするとおばちゃんが注文を取りに来ました。セルフじゃない様です。一般店の形態でかけ２８０円なんですねぇ。


　お腹が空いていたので、一番ボリュームのありそうな山笠を注文。結構早くうどんが出て来ました。うどんの上に肉うま煮、丸天、ごぼう天。別皿でキムチが添えられています。他に昆布の佃煮がサービスでもらえる様です。

　ダシは昆布が前に出た、あ、確かに博多っぽいと思えるもの。細めのうどんはかなりのモチモチ。ごぼう天はちゃんとサクサク。丸天は普通。肉うま煮は薄いですが味は染みていました。キムチはちょっと箸休めとしてどうかと思います。

　裏の麺通団とは全く方向性の違う、面白いお店でした。ちゃんと博多っぽい味になっているのが良いです。おばちゃんは親切でしたし、値段も結構安いですし、新宿西口でうどんを食べる時のバリエーションがこれから広がりそうです。