昼時、私は会社を出て時々大塚方面に向かうのですが、その道中に「手打ちうどん・そば」の幟を見かけました。店名は「めん通」。メニューを見ると肉もりうどん（つけめん）の表記。そこはかとなく武蔵野うどんを思わせます。

　後日一人で伺ってみました。春日通りを大塚方面に向かい、都電と面した所で大塚方面を向いて坂を降りて行くと見えて来ます。　建物の地下にあるお店、内装は…あら、これは居酒屋そのまんまですね。酒のつまみのメニューも壁に貼りかけているので、おそらく夜は居酒屋として営業しているのでしょう。狭い店内はカウンターとテーブルでおそらく２０人くらい詰めていて、１２時入店で満員。

　その狭い隙間を縫って、おばちゃんが所狭しとお客さんの間を駆け回っています。昼飯時ということでお腹が空いていたので、肉もりうどんの大盛りを注文。途端に回りの客の何人かがこちらを向いたのですが…。え。


　で、でかっ！
　写真だと大きさが判りづらいのですが、うどん皿がでかいでかい。そして深い。大盛りとはいえこの量は、国分寺の「甚五郎」に匹敵します。覚悟して大皿からズルズルというよりもバクバクと啜ると…細めのうどんは柔らかめ。ちょっと湯で置きの印象がありました。うーん。肉汁は春菊（だと思う）が入っていて、豚の脂に混じった苦味が新鮮でした。大根おろしがデフォルトで付いて来るのは嬉しいですね。後半は肉汁に入れて頂きました。

　値段が手頃で量が多いので、サラリーマンのお客さんが多いのも納得のお店でした。昼はうどん、夜は居酒屋と２回来るお客さんもきっといらっしゃるのでしょうね。