先週に続き、再び高円寺に用事が出来たので、用事の帰りに
「巴」に寄ってみる事にしました。高円寺でのあづま通りに店を構える立ち食いうどん屋さん。でも手打ちなのです。
B級の香りがプンプンします。
高円寺駅の北口を出て徒歩一分、の良い所にあります。以前は24時間営業だったそうですが、今回行った時は店頭に9時~20時の張り紙がありました。
狭くて、お世辞にも綺麗とは言いがたいお店です。3人も入れば一杯になってしまいそうな店内の、やはり狭そうなカウンターの奥でおばちゃんが新聞読んでいました。明るくてバンバン喋ってくる面白いおばちゃんです。大盛りサービスよ~とおっしゃっていたんですが、今回は昼食後なので普通盛でお願いしました。
ぶっかけを注文したのですが、後で値段を聞いたら違う金額を提示されたので、指摘したらごめんなさーい、別のと間違えましたとの事。じゃあこれは冷たいかけうどんですか?と聞いたら、いえいえこれは、もりうどんのダシをかけたものです、との事。ってそれはぶっかけでは?と聞いたら、違います。ここでのぶっかけは生醤油をかけて食べるものですとの事。
うーむ、ローカルメニュールールだ…。という訳で、一応ここでの表記は
「もり冷ダシかけ」という事で。ややこしいなぁ。ちなみにメニューは全品冷たいのも出来るそうです。
茹で置き、太さ不揃いで捻りに捻じれた短めのうどんは、手打ちであることをこれでもか!と主張してくるかの様。噛むと意外にもキュッキュッと、しっかりとした押し戻しが感じられて美味しいです。茹で上げからの時間にもよると思うのですが、今回私の食べたのは少なくとも立ち食いレベルで味わううどんじゃなかったです。美味い。
ダシは薄い色に反して濃い目で醤油が強く出ていてしょっぱい。おばちゃんの話をそのまま受け取るなら、これはかけダシじゃなくてつけダシなのでしょう。飲めるか飲めないかギリギリという所。私は飲みましたが、かなり喉が渇きました。
強烈な店構えに反した、意外な程しっかりしたうどんでした。営業時間も通しで長いし、このお店には高円寺に来たらつい通ってしまいそうです。