車で博多に戻る途中、大きなうどん屋の看板があったので寄ってもらう事にしました。

　店名は「小麦冶」。九州に来る前に、九州のうどん屋さんについて参考にさせて頂いていた「麺喰い日記」様で、うまーいと紹介されていたうどん屋さんです。　５０人程は入れそうな広い綺麗な店内。奥にある厨房の一部分がガラス張りになっていて、うどんを揚げる所が見える様です。入ったのは１７時半頃でしょうか。店内は６割程埋まっていました。

　メニューを見ると、「かけうどん１３０円」の文字が堂々と。他も卵うどんやわかめうどんが１８０円、肉うどんが２８０円、えび天うどんですら３３０円。安いですねー。裏面には「国産小麦１００％」「自家製麺」「打ちたて、切り立て、湯がき立て」「釜揚げ１００％」「圧倒的な低価格」などのキーワードが泳ぎ、そしてうどんの食感を「天使のホッペタ」と表現した旨が書かれていました。（美味しんぼの台詞を思い出しました＾＾；）


　スタミナうどんを注文。１０分程して出て来ました。ごぼう天、肉、卵、わかめの乗った大迫力のうどん。見た目わからないと思いますが、かなり丼が大きいんです。これで３８０円なのだから凄いです。恐れ入ります。

　ダシは昆布が効いていて、更に肉の旨味が馴染んで濃い目甘めの風味。しかしそれでもバランスが取れているなーと思える美味しいダシです。うどんは極太でぷにょ～んぷにょ～んとした食感がとても楽しいです。メニューに書かれていた通り釜揚げ状態のままで、水で締めていない様です。美味しかったです。　チェーン店としては、味、値段共に恐ろしく完成度の高いうどん屋さんでした。これが福岡中に広がったら、「牧のうどん」もうかうかしていられませんね。

　という訳で、今回の九州旅行はここで終了。前回は福岡の比較的一般的なチェーン店が中心でしたが、今回は福岡で美味しいと言われる一般店を中心に回りました。やはり凄くレベルが高かったです。讃岐とも武蔵野とも違う博多うどん文化を満喫して、今回の旅は終わりを迎えたのでした。