再び九州へやって来ました。今回は夜から相方さんと合流するので、それまでは時間が余っています。
ならば、うどん屋に行くしか無いでしょう!と、前回食べる事の出来なかった
「かろのうろん」に突撃してみました。地下鉄祇園駅から202号線を中州方面に真っ直ぐ行くと、キャナルシティの手前にお店が見えて来ます。
「角のうどん」が博多弁でなまって出来たという、まさしく博多ならではの店名です。歴史を感じさせるひなびた店頭には、何時の時代のものかもわからない電話機が飾られています。店内も一瞬、え、ここだけ昭和初期?と思わせるほど年季が入っています。切り抜きの新聞記事もえらく色づいています。
20人ほど入りそうなテーブルのみの店内は、15時入店で先客5人ほど。机の上には唐辛子と、すり鉢に入った山盛りのネギ。おぉぉぉ、このすり鉢は東京駅の「
博多うどん」と同じものじゃないですか!多分こっちが先なのだと思いますけれども、思わぬ邂逅に感動してしまいました。
今回は、博多といえば!と、個人的に大好物なごぼう天うろんを注文してみました。10分程して茹で上げの形で出て来ました。
細いうどんは口に含むと、
ほにょにょにょんというか
ぽよんぽよんというか、博多うどんとはこれなんじゃーといわんばかりの独特のコシを返して来ます。讃岐とは違いますが、この感触が何だか凄く良いのです。ダシは昆布の利いた関西風。ごぼう天は笹切りを束ねた様な形で揚げられていました。スナック菓子の様なパリパリサクサクの歯ごたえがこれまた美味しかったです。
博多のうどんは香川とも大阪とも京都ともちょっと違うのですが、これはこれでやはり美味しく頂けました。博多うどん、素晴らしいです。